広島シルバーバーチ読書会
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今月の学習の
​ポイント
2025年5月 【学習内容】

総復習(重要ポイントを図を使って確認)
・大樹
・救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象
・宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体象
・スピリチュアリズムの思想体系
・人間観、死生観、人生観、死後世界観

ーー(以下、後半)ーー
・輪読(思想Ⅲ)


【輪読箇所 学びのポイント】
(2)宗教における修行の本来の目的と意義 ―― 「霊優位」の状態の確立

目 次
1)宗教における修行の本来の目的
2)「霊優位」を達成するための3つの修行方法
3)正しい霊優位と間違った霊優位

1)宗教における修行の本来の目的
宗教修行の本来の目的は、「霊優位(霊主肉従)」の状態を確立し、霊的成長を促すことにある。
人間は本来霊的存在であり、物質(肉体)に閉じ込められた霊魂を解放し、成長させるために地上に生まれてくる。
そのため、宗教的修行や禁欲は霊優位を実現する手段であり、霊能力の獲得が目的ではない。
スピリチュアリズムは、この霊優位と霊的成長の関係性を初めて体系的に明示した点に意義がある。

2)「霊優位」を達成するための3つの修行方法
1.肉体の力を弱める方法(肉体行)
断食や断眠、荒行などで肉体の力を削ぎ、相対的に霊を優位にする。

2.肉体本能を抑制する方法(戒律)
意志の力で肉体の本能的欲望を制限し、霊の主導性を確保する。

3.霊の力を高める方法(真理の学習・祈り・礼拝)
霊的エネルギーを高めることで、霊自身を強化し肉体をコントロールできる状態に導く。

スピリチュアリズムでは、第3の方法を最も推奨し、第2も重要視。第1は必要に応じた補助手段として位置づけている。

3)正しい霊優位と間違った霊優位
・間違った霊優位とは、霊を善・肉体を悪とみなして肉体を否定・嫌悪する極端な考え方である。
例としてはキリスト教の一派やマニ教など、肉体を“悪”の源とする宗教がある。

・正しい霊優位は、霊の主導性を保ちながらも肉体も神から与えられた必要な存在として尊重する立場である。
スピリチュアリズムでは、霊と肉体をともに“善”と捉え、霊が肉体を支配する健全な関係性の確立を目指す。
ーーーーー
(3)スピリチュアリズム人生の第一歩は、霊優位のための闘いから
目 次
1)スピリチュアリズムの実践の第一歩
2)厳しい霊主肉従の闘い
3)神によって肉体が与えられたことの意味(肉体付与の意義)
4)霊的成長は、「霊主肉従」と「肉主霊従」の間を行き来しつつ達成されるもの

(1)スピリチュアリズムの実践の第一歩
スピリチュアリズムの実践は、「霊主肉従(霊優位)」を目指す内面の闘いから始まる。
人間は霊と肉の二元的存在であり、肉体に霊が支配される「肉主霊従」では霊的成長は望めない。
霊的存在としての自覚を確立するには、霊を主とし肉体を従とする心の状態をつくることが不可欠。
その努力こそが、真の信仰の出発点であり、伝道活動よりもまず優先されるべきである。

2)厳しい霊主肉従の闘い
霊を主とする心の状態を維持するのは非常に困難で継続的な努力が必要。
肉体の本能は強力であり、心を支配しやすいため、霊優位の状態は容易に崩れる。
霊的成長を真剣に求める者ほど、肉体という“牢獄”から霊を解放する闘いの厳しさを実感する。
敗北と失敗を重ねながらも、内面の清らかさと自由を求めて努力することが霊的修行の本質。

3)神によって肉体が与えられたことの意味(肉体付与の意義)
神は人間の霊的成長を促すために敢えて肉体を与えた。
霊と肉体の葛藤を通して心の力が鍛えられ、魂が強化される。
肉体本能は罪でも悪でもなく、神の善意によって与えられたものであり、制御の対象であって否定すべきものではない。
死後、霊界に入ることで初めて、肉体をもつ人生の意義と神の愛の深さを理解するようになる。

4)霊的成長は、「霊主肉従」と「肉主霊従」の間を行き来しつつ達成される
地上人は、霊優位と肉体優位の状態を繰り返し行き来しながら霊的に成長していく。
霊主肉従のすがすがしさを体験しても、やがて肉主霊従に戻ってしまうが、失敗と気づきの繰り返しを通して成長が進む。
この過程は「スパイラル(螺旋)」のように進み、たとえ一見後退しているようでも、全体としては前進している。
失望せず、忍耐強く霊的努力を続けることが、霊的成長の確かな道である。


参考
>スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]

5月 参加者の感想

★今回は思想体系について改めて学び直しました。再度学んでみると、新しく気づくことや理解の深まりがあり、とても大事なことだと感じました。
そして霊優位の重要性についても輪読しました。極めて厳しい霊主肉主の闘いですが、その中でも肉体的欲望は高い霊力でコントロールしなければならないと思います。すぐに肉体本能に翻弄されますが、真理の学習や祈りなどを優先して実践実行する努力をしていきます。
健康についても良いアドバイスをして頂きました。肉体がよくなければ霊優位の戦いも難しいと思います。精神・心と食事、運動、睡眠をしっかり心掛けていきます。

ーーーーー
★前半は全体像、思想体系Ⅰの総復習をしました。図を中心に講義してくださり、とてもわかりやすかったです。主催者の講義に耳を傾けながら、そういえば自分で復習するときはあまり図を書いていなかったと反省しました。
後半の輪読は、霊優位の努力の厳しさと重要性についてでした。その中で「スパイラルを描きながら、少しずつ霊的成長をする」という一文がありました。生きていると、同じような失敗をしたり感情的になって自分勝手な言動をしてしまうことがあります。そんな時、成長していない未熟な自分、利己心に負ける弱い自分を思い知ります。しかし、この一文を読み『幾度失敗しても挫けず頑張ろう』、『諦めず、霊的真理の学習と実践を続けよう』と力をいただきました。

本日も沢山のエネルギーをいただきました。ありがとうございました。

2025年4月 【学習内容】

・スピリチュアリズム 思想体系 Ⅰ(再生観)
・輪読

【学びのポイント】
・再生の詳しいメカニズム
・再生の目的

【今月の学習内容】再生観
(3)再生の詳しいメカニズム(再生現象の真実と再生の本体)

再生の仕組みは極めて複雑だが、それをわかりやすく伝えるため、霊界からのインスピレーションにより描かれた画期的な構成がある。

霊的存在としての人間は、魂(霊的意識)を中心に成り立つ。魂は個のインディビジュアリティーを持ち、潜在意識を内在する。通常は自覚されないが、脳を通じて一部が意識化され、さらに肉体本能的意識と統合することで顕在意識(自意識)が形成される。これが一般的に「心」と呼ばれている。

死を迎えると、肉体とともに脳も失われ、肉体本能的意識も消える。その結果、魂のみが残る。
魂は類魂(グループソウル)に戻る。類魂とは、多数の魂が集合し形成される、大きな共有霊的意識体であり、霊的家族。
やがて、類魂の一部が地上に再生される。これが来世における霊的意識となる。

この再生には、現世と来世をつなぐ一貫性が必要である。ただし、顕在意識や個としての魂自体が再生するわけではない。何が再生するのか――その本体こそ「分霊」である。

① 同一人物としての再生はない
② 顕在意識の再生はない
③ 同一の魂(霊の心・霊的意識)の再生はない

これらを前提とすると、再生が成立するためには、分霊という存在が不可欠となる。
分霊とは、人間の最奥に存在する霊的本質であり、現世と来世を貫いて不変である。分霊こそが、再生の実体である。


(4)再生の目的

再生とは、人間を霊的に成長させ、幸福と救済へと導くために神が用意した手段である。その目的は三つに大別される。

① 類魂全体の霊的成長
類魂とは、霊的成長を共にする魂たちの集合体であり、一人の霊の成長が類魂全体の進化に直結する。地上での体験を通して個々の霊が学び、類魂全体が高められる。再生はその重要なプロセスである。

② カルマの清算(償い・消滅)
カルマとは、過去の摂理違反によって生じた霊的負債である。これを清算しない限り、魂は真の成長を遂げることができない。多くの地上での困難や試練は、カルマの償いとして与えられている。清算は本人にしか行えず、再生を通じてのみ成し遂げられる。これが神の摂理である「自己責任の法則」である。

③ 人類救済の使命
高い霊性を持つ魂は、再生によって地上に降り立ち、人類の霊的成長を助ける使命を持つ。霊的真理を広め、他者の目覚めを促すことによって、人類全体の波動が向上し、地球規模での霊的進化が促される。

再生がなければ、霊は霊界に留まり、新たな体験も得られず、進化も救済も果たされない。地上での経験こそが霊的成長の源であり、再生は類魂の進化、カルマの清算、人類救済のために不可欠な営みである。​

参考
>スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]

4月 参加者の感想

★今日は前回に引き続き再生観を学びました。非常に難しいメカニズムですが、とても大事な事なので、しっかり説明できるようにします。あと霊優位の実践も日々の日常生活のなかで常にコントロールできるように心掛けます。
ーーーーー
★前回に引き続き、「再生観」を学習しました。これは一般に言われる「再生観」を根本から覆す霊的事実です。
そもそも、霊界の高級霊しか知り得なかった霊的事実を、私たちは地上で学べています。しかもシルバーバーチの時代にはなかった図まで用意していただいています。おかげさまで理解が格段に高まりました。尽力してくださった霊界の方々、普及会の方々、本当に感謝しております。
後半で輪読いたしました「霊主肉従」と併せて、さらに理解を深めてまいります。そして縁あった人に少しでも語れるように努力してまいります。

2025年3月 【学習内容】

・スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
・思想体系 Ⅰ(再生観)

・輪読

【今月の学習内容】再生観
​

1. 再生とは何か?
人が亡くなると、まず幽界で魂の浄化が行われ、その後、霊的成長レベルに応じた霊界へ進む。そこでは、霊的な親和性を持つ魂同士が集まり、霊的家族(類魂)を形成しながら成長を続けていく。魂の成長には終わりがなく、永遠に進化し続ける。

また、魂は地上に再生し、物質世界での経験を通じてさらなる成長を遂げる。生まれ変わりのサイクルを通じて、より高次の存在へと進化していく。

2. 「再生」に対するさまざまな立場
人類は長い間、「再生」についてさまざまな考えを持ってきた。

・古代インド宗教・仏教:「輪廻転生」を前提とし、苦しみからの解脱を教えとする。
・キリスト教・イスラム教:「人生は一度きり」とし、死後に「最後の審判」があると考える。

・スピリチュアリズム:初期の段階では意見が分かれていたが、シルバーバーチの登場により、「再生」が霊的真理であると明らかになった。

3. スピリチュアリズム内部での「再生論争」
スピリチュアリズム内でも「再生」をめぐる論争があり、英国系は否定、フランス系は肯定の立場をとった。
シルバーバーチは、低い界層の霊は「再生」を理解できず、否定的な通信を送るため、対立が生じたと説明している。

4. 一般的な再生観の誤解とシルバーバーチの教え
多くの人が持つ「再生」に関する誤解には、以下の2つがある。

「同一人物が再生する」という考え方(例:「前世の私は〇〇だった」)
→ 誤り:完全に同じ存在が再び地上に戻ることはない。

「同一心(魂・意識)が新しい肉体に宿る」という考え方
→ 誤り:魂や意識がそのまま引き継がれるのではなく、類魂の一部が再生する。

5. 「類魂(グループソウル)」と再生のメカニズム
シルバーバーチは、再生の仕組みを「類魂」という概念で説明している。

霊界では、霊的成長度の近い者同士が「類魂」を形成し、意識を共有する。
「類魂」は、シルバーバーチが「ダイヤモンド」にたとえた大きな霊的意識体であり、その多くの面(facets)の一つが地上に再生する。
つまり、「前世と同じ魂が再び生まれる」のではなく、類魂の一部が再生し、新たな経験を積む。

【本日の学びのポイント】
★一般的な再生観の誤解
・同一人物が生まれ変わるのではない
・魂や意識がそのまま次の肉体に宿るわけではない

★シルバーバーチの教え
「再生」とは、類魂の一部が時を経て新しい肉体に宿ること

次回の学習内容
・再生の詳しいメカニズム
・再生の目的


参考
>スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]

3月 参加者の感想

★今日は再生観について学びました。神の造られた奥義を知った時、凄すぎて理解が及ばないことがあるかもしれません。しかし突き詰めればやはりあらゆる悲劇の原因が霊的無知にあるかと思います。自分もまだまだ学んで鍛えて時が来た人に説明が出来るところまで努力していきたいと思います。
ーーーーー
★いよいよ思想体系Ⅰの講義も大詰め、『再生観』に入りました。『再生観』は霊的真理の奥義の一つであり、思想体系Ⅰの集大成です。『シルバーバーチの再生観』は、漫画や小説、映画などに登場する『転生』『生まれ変わり』とは全く異なります。この『再生観』を知れば、『転生』『生まれ変わり』は物語の中だけのもので、やはり真実ではないとハッキリ分かります。詳しいメカニズムの学習は来月となります。それに向けて思想体系Ⅰの復習をして備えておきます。

2025年2月 【学習内容】

全体振返り(復習)
・スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
・思想体系 Ⅰ(死後世界観)
・各自講義発表15分程度

・健康と医学について・・・輪読
ーーーーー
死後世界観
(1)さまざまな他界観とシルバーバーチの他界観
●二分的他界観
●輪廻的他界観
●多層的他界観

●シルバーバーチの他界観
・死後の世界は無数の界層から構成される1つの世界=地上圏霊界
・特色
①地理的(3次元的)区分なし、グラデーション的区分
②無数(何千、何万)の界層

(2)死の直後から幽界へ

(3)幽界から霊界へ
・幽界での霊的純化(地上的意識・欲望を取り除く)→ 霊界へ行く準備

(4)霊界の界層への住み分け
・
霊界の界層への住み分け(霊的成長度に合った界層に行く → 同じ霊的成長度の者同士のグループ形成)
ーーーーー
各自講義発表15分程度
スピリチュアリズム普及会のDVDを忠実に文字起こし → 講義発表
その他

以 上

参考
>スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]

2月 参加者の感想

★今日は思想体系と健康の調和の復習をして頂きました。新しい事柄を学ぶだけではなくて復習もとても大事なことだと思います。しっかり実になるようにしていきます。講義発表(スピーチ)はまだまだ学ぶことが多いと思います。反省点を活かして次に繋げていけるようにします。利他の心でやって頂きまして本日も感謝してます。ありがとうございました。
ーーーーー
★新年始めての『広島シルバーバーチ読書会』でした。先週から居座る寒波の影響で日本全国が冷え込む中、皆さんが無事集まり開催できましたことに感謝いたします。
無事、2月の講義発表が終わりました。私は今回、発声と声量を意識して臨みました。練習の成果が少し出たようで、安心しました。
自分自身の発表の準備、練習も勉強ですが、他の方の発表に耳を傾けることもまた勉強です。良いところも悪いところも自分のことのように受け止め、共有しあい、読書会メンバー全員で高め合っていきたいと感じています。
今年も激動の一年となりそうです。また一年、どうぞ宜しくお願いいたします。

過去の学習のポイント
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019

2024年12月 【学習内容】

2024年全体振返り(復習)
・スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
・全体象(救済の観点・宗教の観点)の定義等の確認

・思想体系 Ⅰ(人間観・死生観・人生観・死後世界観まで)

★各自のスピーチ
ーーーーー
救済の観点から見たスピリチュアリズムの定義
・霊界主導の地球人類救済計画
・霊的真理のによる地球人類の救い

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義
・霊界主導の人類史上、最大の宗教革命
・霊的真理による地球上、最大の宗教革命
ーーーーー
各ポイントを復習
​人間観
・人体の構成・人体の仕組み
・霊と、魂(霊の心)
・心・意識とは
ーーー
死生観
・シルバーコード
・臨死体験
・死とは
ーーー
人生観
・霊界人生が(永遠)
・地上人生は準備の場所、
 仮の人生、一時的
ーーー
死後世界観
・さまざまな他界観とシルバーバーチの他界観
・死の直後から幽界へ
・幽界から霊界へ
・霊界の界層への住み分け

ーーー
各自5分間スピーチ(今年一年またはこれまでの人生の振返り)
①大きな声で、②相手の顔を見ながら、③聞く人の霊的刺激になる話

以 上

参考
>スピリチュアリズムの思想[Ⅰ]

12月 参加者の感想

★今日は死後世界観について学びました。復習の意味でも正しい霊的知識がいかに大切であるかを感じました。知識を授かった以上は責任感をもって行動していかないといけないと強く思います。一つ一つ確実に実になるように努力していきます。
ーーーーー
★他の人はイエス、高級霊の道具となり人類救うとか、利他愛で他人を救うといった高い次元のスピーチで素晴らしいと思いました。翻って自分は自分自身で汲々としている感じですが、人と比べても何なので自分の出来ることをして行きたいと思います。どうやら信仰心が足らないような感じではありますが、無理に持とうとしてもどうかと思いますので、何かのきっかけが必要なのでしょう。
ーーーーー
★今回12月の読書会の内容は『死後世界観』についてでした。2ヶ月前の10月、父が急逝しました。本日は父が今いる世界についての学びでした。死の直後や幽界、霊界など、こういった霊的事実をハッキリと示しているのは『シルバーバーチの霊訓』だけです。地上の宗教がいかに霊的無知なのかが、ここからも垣間見えました。
後半は1年の締めくくりの5分間スピーチでした。皆さんのスピーチを聞き、1年前とは発表内容が格段に変わっており、素晴らしかったです。成長は自分自身では気づきにくいものですが、確実に成長の道を歩まれていると感じました。これからも皆さんと共に霊的成長していきたいと思います。


2024年11月 【学習内容】

・スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
・思想体系 Ⅰ
・死後世界観
   (1)さまざまな他界観とシルバーバーチの他界観
   (2)死の直後から幽界へ
   (3)幽界から霊界へ
   (4)霊界の界層への住み分け

・スピリチュアリズム普及会HP 思想[Ⅲ]••• 5.霊的人生を送るための実践項目〈4〉_輪読等
ーーーーー
(2)地上人生における、さまざまな苦しみ・困難の実態(輪読)

地上人生において必ず遭遇することになる苦しみ・困難には、さまざまなものがあります。私たちが体験する苦難には、霊的成長を促す有益なものと、霊的成長を促さない無益なものがあります。

有益な苦しみとは――「肉体を持っているために発生する苦しみ」「人間愛から発生する苦しみ(愛に関する苦しみ)」「カルマによって発生する苦しみ」の3つに分類されます。

無益な苦しみとは――「地上人類の霊的無知から発生する苦しみ」です。現在の地上世界には、こうした4つの苦しみ・困難が存在します。


1)肉体を持っているために発生する苦しみ・困難――「霊主肉従の闘い」による苦しみ
地上に生きる人間は肉体を持つために多くの苦しみと困難を経験し、これには神の愛が込められています。 病気や老い、時間や空間の制約があるため、行動に不自由さが伴い、霊界の存在が自由であるのに対し、地上の人間は限られた環境の中で試練に直面します。こうした試練により、意志の力や忍耐力が鍛えられ、霊的成長が促されるのです。

霊的成長を志す過程で「霊と肉の葛藤」が生まれ、この葛藤が人々に大きな苦しみをもたらします。 霊的意識が清らかさを求める一方で、肉体本能が欲望をかき立てるため、内面的な葛藤が絶えず発生します。このような葛藤は霊的成長の道のりで避けられない試練であり、心を高めるためには強い自己克服の努力が必要とされます。

「霊と肉の葛藤」を経験すること自体が霊的成長の証であり、試練を乗り越えることでさらなる霊的成長が得られます。 肉体本能に流されることを当然と考える人にはこの葛藤は生じませんが、葛藤と向き合い、乗り越える人はその分だけ成長を遂げ、内面的な力を強化していきます。


2)人間愛から発生する苦しみ・困難――「利己愛との闘い」による苦しみ
地上世界では、肉体の影響により利己愛や自己愛が当たり前となり、霊的成長を求める者にとって利他愛の実践が困難な状況にあります。 人間は様々な苦しみや制約の中で生活しており、特にスピリチュアリストであっても、自身の利己愛と常に葛藤することになります。利他愛を目指しても、他者の成功への嫉妬や自分に都合の良い人のみを愛する傾向が現れます。

利他愛を実践する苦しみは、結果的に霊的成長をもたらし、自己克服の努力が利他愛を強化することにつながります。 地上世界で利他愛を保つためには内面的な闘いや克己が必要であり、利他愛を目指す者は自らの醜さと向き合わなければなりません。

物質世界で利己愛が支配することで、個人間だけでなく民族間や国家間にも憎しみやエゴが広がり、争いや戦争を生み出す原因となっています。


3)カルマによって発生する苦しみ・困難――“自業自得”の苦しみ
苦しみや困難は、「カルマの法則」に基づいて起こり、悪いカルマ(摂理違反)の清算として発生します。 前世で大きなカルマを作った場合、再生人生でそのカルマを償うために苦しみを経験し、これが霊的成長の妨げを取り除く役割を果たします。こうした苦しみを通じて、人は魂の成長を進めることができるのです。
再生人生では、自ら選んだ試練のタイミングで苦難が訪れ、カルマの償いとして病気やトラブルが発生します。 しかし地上では、肉体の影響でその選択を忘れ、不条理な苦しみと感じがちです。しかし、これらの苦しみは自分が求めたものなのです。

カルマによる苦難は「霊的成長」を促すために不可欠な要素であり、その苦しみに正しく対処することで、カルマが清算され新たな成長の道が開かれるのです。


4)地上人類の「霊的無知」から発生する苦しみ・困難――地上世界を支配する無益な苦しみ・悲劇
霊的成長に有益な苦しみは、「霊主肉従の闘い」や「利己愛との闘い」によって自らが求める内面的な苦しみと、「カルマによる苦しみ」の3つに分類されます。カルマによる苦しみは、前世での行動に対する償いのため一方的に与えられますが、正しく対処することで霊的成長の機会になります。
霊的成長に無益な苦しみは、「霊的無知」から生まれたもので、戦争や搾取、不安や恐怖といった地上人が自ら生み出した悲劇です。これらの苦しみは本来避けられるべきものであり、霊的成長にはつながりません。

スピリチュアリズムは霊的真理を広めることで、人類を無益な苦しみから解放しようとしています。

以 上

参考
>5.霊的人生を送るための実践項目〈4〉――苦しみへの正しい対処

11月 参加者の感想

今月は大雨の影響で公共交通機関が運休や大幅な遅延となり、会場での参加者は1名にとどまり、他の方々は自宅での学習となりました。
ーーーーー
★苦しみの対処の仕方、霊的成長にプラスになるようにしたい。利己的な人を避けてはならないというのは、なかなかつらいところがありました。わざわざ近づいていきたくはなく、どうしたものかと尋ねました。またこのところ、そういった人との接触が無くなっている事は、どういったことだろう、成長の機会が減っているのかと思うところもありましが、とても良い助言をもらい、ありがとうございました。来月もよろしくお願いします。

2024年10月 【学習内容】

・スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
・思想体系 Ⅰ
・死後世界観

・スピリチュアリズム普及会HP 思想[Ⅲ]••• 5.霊的人生を送るための実践項目〈4〉_輪読等

(1)地上人生における苦しみ・困難の意義
1)苦しみは地上人生に不可避な宿命
地上に生きるすべての人は、外見がどれほど平穏で幸福に見えても、必ず心の奥に悩みや苦しみを抱えています。地上の人間は誰もが、試練や困難に遭遇する宿命を背負っているとされ、苦しみから完全に逃れることはできません。この地球は、神が人間に霊的成長を促す場として設計した場所であり、さまざまな苦難を通じて人間が魂を磨くための訓練場とされています。たとえ経済的に豊かであっても、物質的な満足だけで心の苦しみを解決することはできません。苦しみがない人生は、地上に存在せず、霊的真理に照らしてもそれは明確な真実です。

2)『シルバーバーチの霊訓』の「苦の思想・哲学」は霊的真理の真髄 ――地上世界での苦しみ・困難の霊的意味
『シルバーバーチの霊訓』における「苦の思想・哲学」は、地上の苦しみや困難の霊的な意義を説くもので、霊的成長のための不可欠な要素として位置づけられます。霊界の視点から見ると、地上での苦しみは「カルマ」を清算し、魂の成長と霊的な悟りを促すものとされ、その克服を通じて人間はより強い魂に成長します。また、苦しみを乗り越える過程で人は「霊界の道具」としての資質を高め、人類救済に貢献する力が強化されます。さらに、地上での苦しみは再生前に定めた人生の目的や決意を思い出させ、霊的な使命に向かわせるきっかけにもなります。スピリチュアリズムの教えは、苦しみがただ避けるべきものではなく、霊的覚醒と成長のための重要なプロセスであることを示しています。

3)苦しみと霊的成長に関する「神の摂理」
霊的成長は「苦難の法則」や「自己犠牲の法則」に従って進みます。苦しみや困難を克服し、自己犠牲を払うことで魂が成長し、摂理に沿った目的の達成が促されます。また、地上世界では「光と陰の対照の法則」が働き、光と陰という対照的な体験を通じて人は霊的に成長します。地上ならではの陰の体験が、魂を純化し鍛える助けとなるのです。
「カルマの法則」では、神の摂理に反した行為が原因で苦しみが生じ、その経験を通してカルマが清算されます。この「償いの法則」によって、カルマ清算が進むと霊的覚醒がもたらされ、物質中心から霊的中心の生き方へと移行するきっかけが与えられます。

4)苦しみの体験と霊的成長に関するさまざまな誤解について
『シルバーバーチの霊訓』では、霊的成長における苦しみの役割が強調されますが、多くの誤解も生まれています。第一の誤解は、苦しみを体験するだけで成長が得られると考えることです。成長には苦しみに正しく対処することが不可欠であり、霊的真理を学び摂理に沿った対処が求められます。第二の誤解は、苦しみが成長の唯一の手段だという考えです。実際には、霊的学びや他者への愛の実践なども成長を促します。第三に、すべての苦しみが成長に結びつくわけではない点が挙げられます。無益な苦しみも存在し、これは物質主義や利己主義から生まれる悲劇です。一方、有益な苦しみは将来の地上天国が実現しても残り続け、魂の成長を支えます。
​

スピリチュアリズムの教えは、地上における苦しみは魂の成長(霊的成長)を助け、霊的財産となる大切なものです。『シルバーバーチの霊訓』は、苦しみを単なる苦痛と捉えるのではなく、霊的な観点から捉え直し、人生の意義を高めるものと見なしています。
以 上

参考
>5.霊的人生を送るための実践項目〈4〉――苦しみへの正しい対処

10月 参加者の感想

★今日は死後世界観について学びました。キリスト教やイスラム教のような間違った教義ではなく、シルバーバーチの正しい霊的知識がいかに大切であるかを感じています。そして神の摂理に基づいて霊的成長が出来るように苦しみから逃げるのではなく、正しく対処出来るように努力していきます。
ーーーーー

★苦難の理由と対処。苦難は霊的成長とカルマの精算の二つがあるけれど、カルマの精算は成長しているのかもしれませんが、どちらかというと図では成長せず元の地点に戻ったと認識します。皆さんの話を聞いていた感じでは、皆さんの苦難に比べて自分の苦難(仕事、人間関係)は苦難のうちには入らないので大した成長はしてないが、シルバーバーチの霊訓と出会っただけでマシと思うようにしていました。これから苦難がくるかもしれませんが、正しく対処を心がけたいと思います。しかし、霊的成長は苦難だけではなく、真理の勉強、利他愛の実践とかでもできるとの事なので、物質的人間なのでよくない願望なのかもしれませんが、真理の勉強、利他愛の実践の方で成長したいと思ってしまいます。
ーーーーー
★今回も実りの多い読書会に参加できたことを大変嬉しく思っています。シルバーバーチの他界観が他の宗教とは一線を画していることと、霊的真理に沿って苦難に正しく対処していくことについて、より理解を深めることができました。霊的真理を知る者としてこれからもしっかりと実践して生きていきたいと改めて思いました。そして同志の方達と同じ時間を共有することで生まれる連帯感がこれからも霊的真理を学んでいく原動力になります。温かく迎えて下さりどうもありがとうございました。
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2024年9月 【学習内容】

スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
スピリチュアリズム(シルバーバーチ)の思想の枠組み(幹・大枝・小枝)

・思想体系 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
・人生観

・続 スピリチュアリズム入門・・・霊と心と身体の調和・・・健康の大原則 輪読
・各自アウトプット(人間観)


(1)地上人生の目的
1)人間の人生を貫く、霊的成長という大原則
地上人生・霊界人生・再生人生を貫く大原則とは?

人間は死を迎えると、その後、幽界・霊界でさまざまな体験を積むことになります。他界直後は、霊的世界において地上世界にはなかった喜びを味わうようになる一方で、地上人生の反省が促されます。それがある人には、後悔とカルマによる苦しみを引き起こすようになります。幽界を卒業すると霊界に入り、そこで霊的家族(類魂)の仲間に入って共同生活を営むようになります。やがてさらなる霊的成長の時期を迎えると、地上に再生することになります。地上世界に再生して前世の罪(カルマ)の償いを完了し、霊的成長の道をリセットします。こうした一連のプロセスは、今地上で生活している人々が、今後何十年、何百年にわたってたどる道筋です。

この遠大なプロセスにおいて一貫しているのが、「霊的成長」という大原則です。地上人生も霊界での人生も、さらには再生人生も、常に「霊的成長」のために存在します。それは人間が、永遠に霊的進化の道をたどる「神の子供」として創造されたからです。神の分霊を本質とする人間は、いついかなる時も、またどのような世界にいても、いつも霊的成長を目指して歩んでいくことになります。


地上人生の目的
これまで多くの人間が、地上人生は何のためにあるのか、何のために生まれてきたのかを問いかけ、その答えを必死に求めてきました。今、私たちは地上人生の目的をはっきりと知ることができました。地上人生の目的とは何か?――それは「霊的成長をなすこと」です。人間が地上に誕生するのは、霊的成長のため以外にはありません。人間にとって最も価値ある大切なことは、「霊的成長」という一言に言い尽くされます。地上人生において何よりも重要なことは霊的成長であり、まさにそれこそが、私たちの地上人生のすべての目的なのです。

したがって、もし霊的成長ができないまま地上人生を終えるとするなら、人生のすべてを無駄にしたことになります。「地上に生まれた価値がない」ということになってしまいます。

2)地上人生は、霊界での生活のための準備期間
霊界行きの準備をする地上人生


人間は地上人生を通して霊的成長をなし、死後に待ち受ける霊界での生活の準備をすることになります。この意味で地上人生は――「霊界人生への準備期間」ということになります。人間は霊界においても進化の道を歩みます。類魂の一員として、他の霊の知識や体験を自分のものとして霊的成長を目指します。しかし地上には霊界とは異なる地上ならではの成長のプロセスがあります。人間は地上における成長のプロセスを踏んで、初めて霊界行きの備えがなされるようになっています。

このように地上人生は、霊界での進化を左右するきわめて重要な意味を持っています。また前世のカルマを償うという観点から見ても、地上世界での歩みは決してないがしろにできません。地上で前世のカルマを償うことができるかどうかが、その後の永遠の霊的成長の道を決定することになるからです。

有意義な地上人生と無駄な地上人生
私たち人間にとっての本来の世界は霊界です。今こうして生きている地上世界は、仮の居住場所です。私たちは今後、霊の世界で何十万年、何百万年……と、永遠に生き続けていくことになります。そうした永遠の歩みに比べると、この地上人生は、たかだか百年程度にすぎません。地上生活は、長旅における一夜の宿のようなものなのです。しかし、そのわずかな地上世界での生活には、今述べたような重要な意味があります。地上世界は、本来の住処である霊界での生活への準備をする所であり、魂のトレーニング場なのです。

地上でしっかりと準備をすれば、霊界での生活は喜びに満ちたものとなります。もし、その貴重な地上人生を怠惰に送り、肝心な準備ができなかったとするならば死後、長期間にわたって後悔と無念の時を過ごさなければならなくなります。この世においても、自分のちょっとした不注意から、取り返しのつかないようなミスや失敗をしでかしてしまうようなことがあります。そしてその後何十年にもわたって、後悔の思いを持ち続けるようになります。また、ほんの一瞬の誘惑に負けたために、その後の人生を人目を避けて生きなければならないようになることもあります。その人の味わう無念さや恥ずかしさは、言葉には言い表せません。しかし霊界における後悔は、そうしたものとは比較にならないくらい深刻なものなのです。

現在、地上の多くの人々が、その大切な地上人生を無意味に過ごしています。必要以上にこの世の富や名声を得ようと莫大な時間とエネルギーを費やし、その結果、霊界における永遠の宝を自ら捨て去ることになっています。

霊界の生活に対する準備が全くなされていない人々、あるいは霊的世界についての事実を何も知らず間違った考えを詰め込んできた人々は、霊界に行ってからもう一度、ゼロから地上と霊界についての真理を学び直さなければならなくなります。本当は地上世界にいる間にそうした“教訓”を学ぶ方が、ずっと自然で容易なのです。
以 上

参考
>地上人生の目的と霊的成長のための歩み

9月 参加者の感想

★今日は霊と心と身体の調和について学びました。特に大事なのが精神状態で、常に苛立ちや不満を抱えています。心を霊主肉従にしていくように努力してストレスを抱えないようにしていきたいと思います。あと人間観について発表させてもらいました。自分で気がついてないことがたくさんあることを勉強させて頂きました。今後に役立てるようにしていこうと思います。
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★やはり前に出て話すのは難しいです。こう話そうと思っていても飛んでしまいます。慣れが必要との事ですがいつになるやらです。これは心がけと時間が解決してくれるかと。健康と食事について、バランスの話などをきき、なにか気が安らんだよに感じます。これからもバランスをとり、そ食を心がけていきます。ありがとうございました。
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★今回は「人間観」について各自5分間、発表をしました。私は事前に頭の中で文章を整理し少しだけ練習をして臨みました。が、イザ人前で発表するとなると、やはり緊張してしました。無事発表を終えて“自分の課題”も教えて頂き、非常に勉強になりました。まだまだ聞き手の魂に届くようには話せていませんので、引き続き取り組んでまいります。また、健康についての輪読でも学びがありました。自分の食生活の乱れを“アトピーが悪化し教えてくれていたんだ”と気づいた矢先の、今回の読書会でした。これも霊界からの導きだと思います。生活の乱れを反省し、少しずつ整えてまいります。

2024年7月 【学習内容】

スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
スピリチュアリズム(シルバーバーチ)の思想の枠組み(幹・大枝・小枝)

・思想体系 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
・死生観


(2)死の正しい定義
2)スピリチュアリズムの“死の定義”


“死”とは、シルバーコードが切れる瞬間のこと
スピリチュアリズムでは、人間の死をどのように考えているのでしょうか。脳死を“死”と認定してもいいものなのでしょうか。結論を言えば、スピリチュアリズムでは霊的事実から人間の死とは、霊体と肉体を結んでいたシルバーコードが切れることであると定義しています。

大半の先進国では、脳死を人間の死と定義しようとしています。しかしスピリチュアリズムの観点からするならば“死”とは、「霊体と肉体を結ぶシルバーコードが切れる時」のことなのです。シルバーコードが切れていないうちは、いったん死んで後に生き返るというようなことが起こる可能性があるのです。ですから正しい“死の定義”とは脳死ではなくて――「シルバーコードが切れる瞬間」ということになります。

脳死を、霊的視点から見ると
霊体が肉体から離れた後にも、しばらく肉体のある部分が生き続けることがあります。また脳死のように、脳の働きは失われたのに肉体は依然活発に活動しているといったこともあります。これを霊的視点から見ると次のようになります。

シルバーコードといっても太いものからクモの巣状の細いものまで、さまざまあります。これらのシルバーコードは、一律に切れるのではなく、場所によってそれぞれ異なります。どこかが切れていても、他の部分はしっかりとつながっていることもあります。先に述べたような状態は、シルバーコードが霊体と肉体を部分的につないでいるようなときに発生します。

霊体と肉体の頭部をつなぐ太いシルバーコードが切れたり機能を停止すると、霊体から脳へのエネルギーの補給が閉ざされます。これが“脳死”の状態です。その際、まだ腹部をつなぐ太いシルバーコードがつながっていると、脳死状態であっても肉体は活発な活動を維持することになります。反対に腹部をつなぐ太いシルバーコードが切れ、頭部のシルバーコードがつながっている状態のときには、意識はしっかりとしているものの肉体の機能は失われているということになります。

脳死の最中でも、人間はさまざまな体験をしている
唯物主義の立場からすると、脳が働かなくなり植物状態になった人間は、人間としての“死”を迎えたことになりますが、それを霊的視点から見ると全く違って映ります。確かに脳は機能を停止していますが、霊体の中で霊的意識(霊の心)は、さまざまな意識活動をしています。すべてのシルバーコードが切れて本当の死に至るまで、霊的次元でいろいろな体験をしているのです。脳死状態下で、霊的意識(霊の心)は苦しみを通して「カルマ」を清算していることもあります。こうした体験が本人の「霊的成長」にとって必要なプロセスになっていることもあります。

肉体は脳死状態であっても、完全に死んでいるわけではなく、どこかのシルバーコードがつながっているのが普通です。それが脳死状態の中で徐々に切り離され、本当の死に向かっているのです。その最中に突如、肉体の生命を奪ってしまうことは「霊」に少なからずショックを与えることになります。自然の死のプロセスが遮断されて、無理やり引き離されることになるからです。もっともすでに死に向けてのプロセスが進行中である場合は、自殺や不慮の事故死ほど大きなショックを受けることはありません。その後の調整にも、それほど時間はかかりません。


(4)スピリチュアリズムがもたらす死生観の革命
スピリチュアリズムは、人類史上初めて死の実相を明らかにしました。スピリチュアリズムによってもたらされた「霊的真理」は、死に関する従来の宗教の見解を根本から覆したばかりでなく、人類から死に対する恐れや不安を完全に払拭することになりました。スピリチュアリズムは、地球人類の「死生観」に根本的変革を引き起こしたのです。

1)死の意味の革命的変化
スピリチュアリズムは、地球人類の死に対するこれまでの常識を根本から覆しました。スピリチュアリズムが明らかにした死の意味は、次のような画期的なものです。

①死は、霊の世界への新たな誕生
シルバーコードが切れると肉体は土に返り、霊体は霊界で新しい生活を始めるようになります。人間は死によって消滅するのではなく、霊体をまとった「霊」として生き続けます。つまり“死”とは――「霊の世界への新たな誕生の瞬間」ということになります。死は、旅の一時的な逗留先であった地球から、霊にとって本来の永遠の住処である霊界に帰っていく出航の時なのです。

地上に生まれた赤ん坊は、へその緒が切れて初めて一個の独立した地球人類となります。一方、人間は、シルバーコードが切れて初めて霊界の一員となるのです。

②死は、自然現象の1つにすぎない
肉体は、「霊」が地上という物質世界で生活するための乗り物にすぎません。70~80年の間使用する物質の道具なのです。私たちの霊・霊の心・霊体は、肉体という乗り物に乗って100年にも満たない短い物質世界での人生を送ります。そしてその短い地上人生の間に、人間は霊界に行くための準備をすることになります。

肉体は機械と同じで必ず、すり切れて動かなくなる時がやってきます。いつまでも使用し続けることはできません。いずれ寿命が尽きるようになります。肉体の使用期限、それが肉体の寿命なのです。したがって肉体の死は、自然現象の1つにすぎないということになります。

もし神が人間を、肉体を持ったままで永遠に生き続ける存在として造られたならば、肉体には寿命というものはなかったはずです。しかし人間が永遠に生きる場所を地上ではなく霊界とされたために、「肉体の死」が存在するようになりました。神は「肉体の死」と同時に、「霊界」という永遠の住処を準備されたのです。

物質界の森羅万象は常に変化し、いつまでも同じ形を維持し続けるものはありません。万物は常に変化し移り行くものとして創造されました。釈迦(シャカ)が発見した“諸行無常”という法は、物質界における神の法則の1つなのです。したがって物質である人間の肉体も自然界の存在物と同様に、そうした神の法則の支配から逃れることはできません。

歴史の中には、肉体を持ったままこの世に生き続けることができるとする教えや宗教がありました。キリスト教は、クリスチャンは終末にイエスの復活にあずかり、肉体が復活して永遠に生き続けるようになると教えてきました。しかし絶対にそうしたことにはなりません。また道教が理想とする不老不死というような奇跡も決して生じません。「肉体の死」は、自然界の現象の1つであり、神が決められた摂理である以上、必ずやってくるものなのです。

③死は悲劇ではなく喜びであり、祝福すべき出来事
死は、大半の人々が考えるような悲劇ではありません。死は、恐れるような出来事ではありません。神は、人間が永遠に生きていくための素晴らしい住処として霊界を造られているからです。死は、苦しみの多い物質世界から、美と光に満ちあふれた霊的な世界への旅立ちです。それは本当に喜ばしい出来事なのです。スピリチュアリズムが人類にもたらした福音とは、死は素晴らしいものであるということを明らかにしたことです。スピリチュアリズムは、これまでの死にまつわる常識を覆しました。「死生観の革命」を引き起こしたのです。

地上の宗教の中には、死後も人間は生き続けるということを説くものが数多くあります。しかしスピリチュアリズムのように、死は素晴らしい出来事であるとまで断言しているような宗教はありません。「死は喜びであり、祝福すべき出来事である」――これはスピリチュアリズムが初めて明らかにした福音なのです。何千年にもわたる死の恐怖を根底から覆し、何ひとつ死を恐れる必要のないことをスピリチュアリズムは証明したのです。

皆さんも何十年か後には必ず死ぬことになりますが、その時を、今から楽しみにしてもよいのです。「死を人生のご褒美として迎えるために、できるかぎり価値ある歩みをしよう!」――そんな気持で地上生活を送ればよいのです。死後の世界の存在を知ることによって地球人類の意識、特に「死生観」に根本的な変化が訪れるようになります。

④死の時期は、生まれつきおおよそ決定している
スピリチュアリズムは、死後の世界の存在や死が素晴らしい出来事であることを明らかにしたばかりでなく、さらに驚くような内容も伝えています。それは「地上に誕生した人間の寿命は、生まれつきおおよそ決まっている」ということです。もちろん脳の意識(顕在意識)ではそれを知ることはできませんが、霊の意識(潜在意識の深層)では、しっかりと自覚しているのです。人間が地上に再生する目的の1つは、前世でつくった「カルマ」を清算することです。カルマという前世で犯した罪を、地上での苦しみの体験を通して償い清算するということです。再生者は地上に生まれる前に、自分の地上人生での試練の内容とおおよその人生行路を決定します。その際、寿命についての大枠も決められるのです。

ここで寿命の大枠(おおよその寿命)と言ったのは、霊界での決定が、必ずしもその通りに展開しないことがあるからです。たとえば“自殺”などがそうです。自殺が再生人生に予定されることはありません(*地上への再生で“自殺”の可能性は考えられたとしても、それは「努力によって避けるべきもの」という前提のもとで再生に踏み出すことになります)。自殺は、すべて地上人の自由意志の悪用と意気地のなさによって引き起こされる間違いです。人間には神から自由意志が与えられていて、常に善を指向するのかマイナス方向を指向するのかの選択権があるのです。地上人生はこうした「自由意志による選択」と、霊的成長のための「カルマ清算」という大きな要素を軸にして展開していきます。そのため再生以前の決意がその通りに実現せずに、失敗に終わることもあるのです。

こうした事情を含めたトータルとして、地上人生における寿命はおおよそ決まっているということになります。現実の寿命は、霊的・精神的・物質的・地上的なさまざまな要因によって決定されます。寿命には、ありとあらゆる要素が絡んでいます。そうした事情を考慮したうえで大抵の場合、人生の大枠・おおよその寿命は前もって決まっているということなのです。

飛行機事故などで一度に大勢の人間が死ぬと、神が寿命が尽きてもうじき死ぬべき人間をまとめて飛行機に乗せ、事故を起こさせたと思うかもしれませんが、そういうことではありません。事故で死んだ人には寿命が尽きる時がきていた(大枠としての寿命の終わりがきていた)ということは言えますが、その日・その時間に飛行機事故で死ぬというようなことが決められていたわけではありません。さまざまな要因(霊的・精神的・物質的な要因)が絡んだ結果として、飛行機事故で死ぬことになったのです。死ぬべき時がきている人間は、飛行機事故でなくとも、いずれ近い時期に他の形で死を迎えることになったはずなのです。


2)スピリチュアリズムの死生観は、地上人類の「人生観」に根本的変革をもたらす
死の真相が分かると、地上人生に対する見方・考え方が根本から変化するようになります。すなわち人生観に革命が起こるようになります。死ぬことは自然現象の1つであって霊界に行くステップにすぎない以上、肉体を持った70~80年の人生は霊界における永遠の生活に比べたとき、ほんのひとコマであると位置づけされるようになります。では永遠の生活の中での、わずか100年に満たない地上人生の目的とは、いったい何なのでしょうか。こうした視点で地上人生を見つめ、地上人生の目的、すなわち「何のために地上に生まれ、死んでいくのか」を明らかにした宗教・思想はありませんでした。

今、地球人類はスピリチュアリズムによって初めて、地上人生の意味と目的をはっきりと知ることができるようになりました。スピリチュアリズムが明らかにした地上人生の目的とは、次のようなものです。

①永遠の霊性進化の道のりのひとコマとして、霊的成長をなす
地上人生は、永遠の霊性進化(霊的成長)の道のりの、ほんのひとコマにすぎません。地上人生の最大の目的は、物質世界における体験を通して霊的成長の基礎をつくることです。地球はその意味で、霊的な訓練場所と言えます。霊的成長のために物質世界で奮闘努力する期間が、今の地上人生なのです。

したがって地上人生には、常に努力と自己との闘いが要求されることになります。唯物主義的発想では、死ねばすべては無に帰す以上、できるだけ多くの本能的喜びを求めなければ損だということになりますが、そうした生き方はせっかくの地上人生を全く無駄にしてしまう愚かなことなのです。

②死後に訪れる霊界での生活の準備をする
地上人生は、物質世界で霊的成長をなし、本来の住処である霊界での生活の準備をするためにあります。霊的成長を促すような人生を送れば、それが自動的に霊界に行ってからの準備となります。たかが100年に満たない地上での準備が、霊界における永遠の生活の出発点(生活レベル)を決定することになります。

その意味で地上人生を霊的成長のために費やすことは、きわめて重要なことなのです。

③霊界における本当の喜びと幸福を得る準備をする
地上人生は、物質世界での苦しみや苦労の体験を通して、霊界での本当の喜びと幸せを得るためにあります。愛と美の満ちあふれる真の喜びと魂の充実は、物質世界には存在しません。霊界に行ってからでないかぎり、そうした真実の幸福を味わうことはできないようになっています。霊界での本当の幸福を獲得するために、物質世界で一時的に苦労するように神が厳しい環境を準備されたのです。霊的成長には、苦しみや奮闘努力が不可欠です。

したがって私たちは、苦しみや困難を避けようとするのではなく、反対にそれらを甘受し歓迎するようでなければなりません。

④カルマを清算して、霊的成長の道をリセットする
また前世で「カルマ」をつくってしまった場合は、それを償い清算するために地上人生において苦しみの体験を経なければなりません。その苦しみは、霊的成長の道をリセットしてくれるありがたいものです。霊界における喜び・幸せを思えば、いっとき地上でどれほど苦しんでも構わないということになります。多くの人々は何とか苦しみを避けようとしてもがき、宗教に救いを求めますが、それは間違った生き方です。

霊界での永遠の喜びに満ちた幸せな人生のために、短い地上での苦しみや困難は希望を持って耐え忍ぶことです。死後に訪れる喜び・幸せのことを考えたなら、地上での苦しみなど、どうということはないのです。


3)スピリチュアリズムの死生観は、地上人類の「人間観」に根本的変革をもたらす
スピリチュアリズムは、人間が死によって終わる存在ではなく、神の分霊として永遠に生き続ける霊的存在であることを明らかにしました。そうしたスピリチュアリズムの死生観は、当然「人間とは何か?」というテーマに大きな影響を与えることになります。スピリチュアリズムがもたらした死生観は、地上人類の人間観に根本的変革をもたらすことになりました。

スピリチュアリズムが明らかにした「人間観(人間とは何か)」の内容は、次のようになります。

①人間は永遠に存在する「神の子供」
神の分霊として造られた人間には、個が消滅するような時期はやってきません。死とともに消滅してしまうようなことは決してありません。いったん創造された以上、地球ばかりでなく宇宙が消滅するような時がきても、人間の霊は永遠に存在するのです。人間の本体である「霊(神の分霊)」は神の子供であることを意味しますから、人間は永遠に存在する「神の子供」ということになります。これが人間の定義です。

②人間は、肉体を携えた霊
キリスト教に代表される従来の宗教でも、人間は霊を携えた存在であることを主張してきました。しかしそこにおける霊の認識は、せいぜい肉体に付属したものという程度でした。人間とは、肉体と霊を持った存在、あるいは肉体に霊をくっつけたような存在といったものでした。「Body with spirit(霊を携えた肉体)」と考えてきたのです。霊があることは認めるものの、そのウェイトは小さなものでした。肉体が主で、霊は肉体の付属物といった位置づけをされてきたにすぎません。

スピリチュアリズムは、そうした従来の人間観を根底から覆しました。スピリチュアリズムの人間観では、霊のウェイトがとてつもなく大きいものとされます。スピリチュアリズムでは人間を、肉体を携えた霊と定義します。これは霊が主体で、肉体は付属物ということです。「Spirit with body(肉体を携えた霊)」と考えるのです。肉体は霊の外皮であり付属物にすぎません。霊界ではそれがなくなり、純粋な霊的要素(霊・霊の心・霊体)からなる霊的存在となります。しかし地上にいても「霊」は本体・本自我であり、人間の中心なのです。

③人間と人間は、神の愛の絆によって結ばれた「霊的同胞」
人間は永遠に生き続ける霊的存在である、という認識を地球上のすべての人間に拡大して考えるとき、人間関係の本質が明らかになります。「人間と人間の関係はいかにあるべきか?」「他の人間をどのように考えるべきか?」――このテーマに対する最も適切で正しい答えが、2千年前のイエスによって示されています。その答えとは、「全人類は神の子供であり、霊的大家族の一員であり、神を共通の親とする兄弟姉妹である」ということです。これは、まさに真実を言い当てています。ところがこうした真理が示されていながら、その意味することの重要性を理解・実感できなかったために、宗教同士で殺し合いをするといった悲劇が引き起こされるようになってしまいました。同じクリスチャン同士が、血で血を洗う悲惨な争いを繰り返してきました。

人間は死後も存在し続けるという厳粛な事実を深く実感したとき、「霊的真理」の教える世界が地上において実現することになります。すべての人間が等しい霊的存在であり、霊的同胞であることを心から実感したとき、初めて神のもとにあって同じ霊的兄弟姉妹となれるのです。スピリチュアリズムの死生観は、これまで観念的にとらえてきた“人類愛”をより明確にしました。地球人類が皆、神の愛の絆によって結ばれた「霊的同胞」であることを明らかにしたのです。


4)スピリチュアリズムの死生観は、地上の道徳・法律・医学に根本的変化をもたらす
スピリチュアリズムが明らかにした死生観は、地上の道徳や法律・医学に大きな変化をもたらします。ここではその中から現代社会が直面している“死”と関連するいくつかの問題を取り上げます。そのテーマは、自殺・人工妊娠中絶・死刑制度・臓器移植・安楽死・延命治療・尊厳死です。

①自殺
自殺は虐げられた人間の最後の抵抗手段であったり、憎しみを持った相手に対する復讐であったりします。また人生に対する絶望が引き起こす悲劇であることもあります。地球上では毎日、多くの人間が自らの生命を絶っています。これまでも自殺に対する是非がいろいろな形で議論されてきましたが、霊と死後の世界の存在を前提として論じたものではありませんでした。人間には永遠の「霊」と「霊界」がある以上、それを前提としないところで自殺について議論しても無意味なのです。自殺の問題は「霊的事実」の観点から見て、初めて解明されるようになります。

大半の人間は“自殺は悪いこと・してはならないこと”と考えていますが、もし人間が肉体だけの存在であって死とともに消滅してしまうものであるならば、自殺を悪とする根拠はきわめて乏しいことになります。いずれ人間は死を迎える以上、それを少しばかり早くしようが遅らせようが大差はないということになるからです。

自殺を間違いとする理由としてしばしば取り上げられるのが、残された遺族の悲しみ・心の痛手・迷惑です。しかしこうしたことは病死の場合であっても、程度の差こそあれ発生するものです。人間常識や道徳的な理由を根拠に自殺を悪と断じても、それほど説得力はありません。

自殺の間違いは、霊的に見ると明白になります。まず何よりも生命は自分自身のものではなく、神から与えられたものであるということです。神から与えられた生命を、自分勝手に捨てることは許されません。これが自殺の間違いの1つ目の理由です。

2つ目の理由は、地上人生というせっかくの霊的成長のチャンスを自ら捨て去ることで、永遠の進化の道に大きな損失をもたらすようになるということです。霊的成長という人間にとって最も大切なものを犠牲にしてしまうことは、神の摂理に反する行為です。

3つ目の理由は、死生観に直接関係する内容です。それは自殺しても死ぬことができないどころか、死後にはいっそうの苦しみが生じるようになるということです。地上にいたときには自殺をそれほど悪とは考えていなかった者も、霊界に入ってみると自分の犯した行為の間違いの大きさを知るようになります。自ら霊的成長の道を閉ざしてしまったことの重大さをひしひしと実感し、“後悔の地獄”の中に突き落とされるようになります。

以上のような理由から、自殺は許されません。自ら命を絶つことは間違いなのです。それは霊界という永遠の世界の存在を無視した愚かな行為、無知から出た摂理に背く行為なのです。

とは言ってもすべての自殺が、同じ罪悪性を持っているというわけではありません。キリスト教では、いかなる理由であっても自殺は悪であり決して許されない行為であると断定します。確かに自殺は摂理に反した間違った行為ですが、自殺の中には情状酌量すべきケースが多々あることも事実なのです。すなわち同じ自殺であっても、動機や状況によってはそれほど悪とは言えないケースもあるということです。

自殺は霊界という霊的事実をないがしろにした無知からの行為ですが、「いかなる動機から自殺に及んだのか?」という点において、評価は全く違ったものになるのです。当然、自殺者一人一人の死後の状況は、動機の内容によって異なることになります。人々を救出するために敢えて自分の命を犠牲にしたような場合は、悪どころか立派な利他愛の行為となります。言うまでもなくそうした奇特な行為が霊界に行ってから苦しみや咎(とが)めをもたらすようなことはありません。
以 上

参考
>死とは

7月 参加者の感想

★今日は死生観について学びました。シルバーコードのことや、睡眠時に霊界に訪れていることなど、肉体は霊体の付属物に過ぎないことを改めて学びました。今、地上で生きている時を無駄にしないように霊的成長の努力をしていきます。
ーーーーー
★これはかなり救われました。スピリチュアリズムを知る前は漠然とした恐れ、不安感が時々湧きあがり、つらい時がありました。知った後はすべての不安恐れが消し飛び爽快感が漂いました。これは救われたということでしょう。ただ人が死んでも何とも思わなくなりました。これはどうなのかと思うところでもあります。
ーーーーー
★思想体系(Ⅰ)の小枝、「死生観」について学びました。小枝というと小さいイメージですが、「人間観」「人生観」「再生観」「神観」など、他のテーマとも多く関連していました。霊的真理は内容一つ一つが非常に深いため、しっかりと理解するには何回も繰り返し学ばなければなりません。かといって学習ばかりではいつまで経っても救いには至りません。実践も必要です。地上世界で肉体をもって生きることは苦しく辛いことです。しかし「死生観」ーー永遠の霊界人生に比べれば地上人生の苦しみはほんのわずか、地上の苦しみを甘受しむしろ歓迎するーーという霊的視野をもって、自分の人生から逃げず成すべきことを成していこうと思います。
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2024年6月 【学習内容】

スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹
スピリチュアリズム(シルバーバーチ)の思想の枠組み(幹・大枝・小枝)

・思想体系 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
・人間観


1.人間の身体構造について

(1)霊体と肉体の二重構造

1)霊的な身体(霊体)
不可視の身体
スピリチュアリズムは、人間についての重大な事実を明らかにしています。その重大な事実とは、肉体以外に「霊体」というもう1つの不可視の身体があるということです。「霊体」は肉眼では見えませんが、肉体と同じ形をしています。大人の霊体は大きく、子供の霊体は小さいのです。そして胎児にも霊体があります。

この霊体は、死による肉体の消滅の後も霊界で存在し続けます。すなわち霊体は、死後霊界で使用する身体ということなのです。唯物論者は、死ねば肉体は消滅し、人間は存在しなくなると考えますが、それは間違いです。人間は死後も、霊体という身体をまとい霊界で生活することになります。

霊界から見たときの地上人の霊体
霊体は一般の人々にとっては不可視の身体ですが、霊的視力という特別な能力に恵まれたごく一部の人間(*霊能者とか霊媒体質者と呼ばれる)には、明確な一定の形態・外形を持って認識されます。一方、霊界にいる霊が地上人を見る際には、肉体ではなく霊体を見ることになります。とは言ってもすべての霊が地上人の霊体を認識しているのではなく、地上近くにまで降りてきた霊に限ってのことです。霊界から地上人を見ると、肉体は薄ぼんやりとした形で認識されます。

また霊媒現象や憑依現象などで、霊が地上人(霊媒体質者)のオーラと融合し、これを支配しているときには、霊は支配した地上人の肉体感覚を通して物質界にいる地上人の肉体を認識することができるようになります。

「霊体」と「霊」の違い
霊体は、無形のタマシイや単なる霊的エネルギーではありません。明確な一定の形態・外形を持っています。霊と霊体は全く別の存在です。この後で述べますが、「霊」は私たちの自我の最も高次で本質的な部分であり、スピリチュアリズムではそれを「神の分霊」と定義しています。霊は無形で外形をともなっていないため、霊的視力の優れた霊能者であっても直接認識することはできません。それに対し「霊体」は、霊視能力さえあれば誰でも見ることができます。

霊は無形で外形はありませんが、霊体は外形がある(*すなわち有形である)という違いを、はっきりと理解しておく必要があります。

どうして「霊的身体」の存在が分からないのか?
もし、スピリチュアリズムで言うように「霊体」の存在が事実であるとするなら、一番身近な自分自身の身体(霊体)の存在に気づかないのはおかしいと思われるかもしれません。現代では、最新のテクノロジーを駆使した検査技術によって、体内のミクロの世界まで手に取るように見ることができます。それなのに自分自身の霊的身体の存在さえ信じられないというのは、あまりにもひどい「霊的無知」の状態に陥っているからなのです。このように言うと必ず、“もともと霊体というようなものはないのだから認識できなくて当たり前”といった反論の声があがることでしょう。

霊的能力の乏しい一般の人々にとって、不可視の霊体の存在を認めることができないのは仕方のないことかもしれません。しかし、次のような事実をじっくりと考えてみてください。それは昔から霊能者と呼ばれてきた特殊な人々が、霊の存在に確たる信念を持ち、常にその存在を意識してきたということです。また過去から現在に至るまで、圧倒的多数の人々によって霊が実在するとの見解が支持されてきたということです。さらには太古の昔より、人間の姿をした霊的存在(幽霊)を見たという体験談が絶えることなく語られ、しかもそうした話は日本だけでなく、世界の至る所で無数に存在しているという事実です。霊魂の存在を否定する人々は、こうした話をすべて錯覚(脳内体験)として片づけようとしますが、それはきわめて不自然なことです。

無数の事例を、すべて嘘や錯覚の一言で本当に片づけてよいものでしょうか。たとえ一部の人間であっても、それを認識したという事例があるということは、それを見る能力を持つ人間と持たない人間がいると考える方が論理的ではないでしょうか。「霊的能力のあるなしが、霊体の認識を決定する」と考える方が自然なのです。不可視の霊的身体の存在を主張することは、必ずしも不合理なことではありません。

いずれにしても今後、地球人類の霊性レベルが向上するにともない、今は少数派である霊能者が当たり前になり、誰もが霊能力を発揮するようになります。その時には、霊体があるのかないのかといった議論は無意味なものとして一蹴されることになります。


2)霊肉の二重構造
スピリチュアリズムの身体観の一番の基本

私たち地上人は、霊体と肉体という「2つの身体の重複構造」から成っている存在です。霊体と肉体は浸透し合うような状態で存在しています。たとえて言うならば、スポンジに水が染み込むような形で、霊体と肉体は同一場に両方が存在しています。この霊体と肉体の二重構造論は、スピリチュアリズムの身体観の一番の基本です。


(2)人間の心と霊
1)人間の心
「霊の心」と「肉の心」
人間の身体は、霊体と肉体という形態(外形)をともなった構成要素を中心として成り立っています。しかし人間を構成する要素には、無形のもの(形態を持たないもの)もあります。それが「心」であり「霊」なのです。

スピリチュアリズムでは、霊体と肉体にそれぞれ「心」があるとします。人間は死後、肉体を脱いで霊体としての存在で、新たな生活を始めるようになります。そこでは地上時代と変わらない高度な意識や知性が保たれています。ということは、霊体の中に心が存在しているということになります。スピリチュアリズムでは、これを「霊の心」と呼びます。それに対し、肉体にも心のような部分が存在します。脳から発生する低次元の意識である「本能」です。「肉の心」すなわち「本能」は動物にも等しく見られるものであり、食欲・生存欲・性欲といった肉体本能を発現させ、肉体の維持と種の繁殖を目的とした行為を促します。

このように地上人は、「霊の心」と「肉の心」という2つの心を同時に持って意識活動をしています。以上の内容を整理すると、次のようになります。

地上の人間
有形の構成要素――霊体・肉体
無形の構成要素――霊・霊の心・肉の心


地上人の自覚する「心」とは?
さてここで重要な点は、地上人が「心」と自覚するのは、「霊の心」の内容(霊的意識)と「肉の心」の内容(本能的意識)の2つを一緒にしたものであるということです。私たちの心は、「霊の心」と「肉の心」という両方の心(意識)を合わせたものなのです。

2つの異なる心から発せられた別々の意識が、私たちには1つの意識として自覚されることになります。地上人には、2つの心から発せられた意識は、混然一体となって感じられるようになっています。そのため大半の地上人は、今自分が抱いている意識がどちらのソース(心)からのものなのかを区別することができません。

2)潜在意識と顕在意識
脳は「霊の心」の受信器
スピリチュアリズムでは、さらに次のような重大な事実を明らかにしています。それは「霊の心」の内容(霊的意識)が、地上人にすべて自覚されるようにはなっていないということです。霊的意識のほんの一部分だけが顕在意識化し、地上人に自覚されるようになっているのです。脳は「霊の心」からの情報(霊的意識)の“受信器”としての役割を持つということです。脳を通じて自覚できる意識(顕在意識)は、霊的意識の一部分にすぎません。脳は霊からの情報の受信器として、高次意識(「霊の心」の意識)の一部分を伝達するという役割を果たしています。

「潜在意識」と「顕在意識」という2つの意識
近年盛んになった深層心理学では、人間の意識は、通常では自覚できない「潜在意識」と、日常的に自覚できる「顕在意識」の2つの部分に分けられることを明らかにしています。スピリチュアリズムもそれと同じく、人間の意識は「潜在意識」と「顕在意識」から成り立っているとします。

脳から発せられた低次元意識である「本能」は、顕在意識となります。その意識は日常においてそのまま“欲求”として自覚されるようになっています。一方、顕在意識の中には、脳を通過して自覚されるようになった「霊的意識の一部」も含まれます。このように顕在意識は、脳に由来する「本能的意識」と、霊の心からもたらされた「霊的意識の一部」から成り立っています。この顕在意識が、一般的に言われている「心」のことなのです。精神医学で取り扱う心とは、この顕在意識のことを意味しています。

以上の内容を整理すると、次のようになります。

潜在意識――大部分の霊的意識(霊の心の内容)
顕在意識――一般的に言う「心」のこと・霊的意識の一部と本能的意識から成立


霊的意識の顕在化と、霊性の発達
このように“脳”が高次の霊的意識の“受信器”としての役割を果たすことによって、人間は肉体を持ちつつも高次意識を認識し、それによって自らの人生を導くことができるようになります。「霊の心」に由来する高次意識(霊的意識)が、どの程度まで顕在意識になるのかということは一人一人で異なります。

霊的意識をより多く顕在意識化するためには、「霊の心」から脳に向けて多くの霊的エネルギー(マインド・エネルギー)を送ることが必要になります。催眠術やドラッグによって、このエネルギーの通路を一時的に広げることができますが、それはきわめて不自然な方法で、その後さまざまな支障(*精神異常など)が生じることになります。最近では音響効果を利用した“ヘミシンク”と呼ばれる方法が注目されていますが、これも同様です。

「霊」に十分なエネルギーが蓄えられ、それがステップダウンして「霊の心」を満たすというプロセスを踏むことこそが、徐々にではあっても自然にエネルギーの通路を開かせることになるのです。言い換えれば――「霊的成長とともに、より多く潜在意識が顕在意識化するようになる」ということなのです。

潜在意識を多く顕在意識化できる人間とは、「霊性」の発達した人間のことです。そのような人は、必然的に精神的で崇高な人生を送るようになります。反対に霊的意識を全く顕在意識化できない者は、肉の心(動物本能)だけに支配された人生を歩むようになります。

地上人にとって「霊の心」の意識(霊的意識)の大半は、潜在意識となっています。霊的意識は地上人においては、そのほんの一部が顕在意識として自覚されているにすぎません。しかし死んで肉体・脳を捨て去ると、地上時代には自覚できなかった霊的意識を、すべて自覚できるようになります。今まで知らなかった自分自身の本当の心を発見することになります。そして自分の心の変化と広がりに、一様に驚くようになります。

参考

>人間の身体構造について

6月 参加者の感想

★今日は人間の身体構造について学びました。神がつくられた肉体や霊は信じられないくらい巧妙で平等にできていて驚くべきことばかりです。このように優れた霊的知識を先駆けて勉強できることを幸せに思います。霊的潜在意識をより多く発揮できるように肉体本能に振り回されることのない霊主肉従状態を常に維持出来るように実践していきます。
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★今回は身体構造でしたが、そうなっているのかと感心するだけでありました。物質次元の本能と意識の境界はなかなか判別しにくいですが、利他的なことを判断材料にすると良いかなと思っている次第です。精進します。
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★毎度のことながら、読書会に参加し学んでいると時間があっという間に過ぎます。本日『人間観』の感想を一言で言うと、地上世界はまさに厳しい訓練場だ、ということです。地上で肉体を得るということは霊肉の二重構造になるということです。つまり、本能的意識と霊的意識の葛藤を余儀なくされるということです。地上人生は所詮、百年ほどの短かい期間であること。そして地上で学んだ霊的真理や実践の努力、地上での体験は、潜在意識(霊的意識)に刻まれ決して無駄にはならないこと。本日また少し確信を深めることができました。私は地上にいる間にしっかりと真理を学び、これからも実践の努力を続けてまいります。

2024年5月 【学習内容】

スピリチュアリズムが明らかにした神観のポイント
   ――スピリチュアリズムの神観の基本的概念


1)神は「創造主」として、霊界と宇宙を造られた。私たち人間をはじめとする万物は神によって造られた ――「創造主としての神」①

神と私たち人間には、「造ったもの」と「造られたもの」という決定的な違いがあります。神と人間との間には、創造主と被造物という明確な一線が引かれています。先に述べたように、人間・万物を神の一部と見なす“汎神論”は間違いです。

宇宙の創造は、まず物質界に共通の「物質素材界」が造られ、そこに神の意志・イメージが働きかけて個別の物質体が発生するようになります。宇宙の物質界はこのようにしてでき上がっているのです。

動物・植物といった生命体は、こうして造られた個別の物質体に、神によって造られた共通の「生命素材界」から取り出された“生命”が、神の意志・イメージのもとで与えられて個別の生命体となります。これが集まって生命界が形成されています。


2)神は人間をはじめとする被造物を、自らに似せて創造された。そのため被造物は、神と同じ要素を有している ――「創造主としての神」②

肉体をまとい霊性が鈍くなった地上人は、神の存在を実感することができなくなっています。しかしそうした地上人であっても、神が造られた宇宙や自然界・生命界の中に、神の属性(*神そのものではなく神の有する性質)を見い出すことができます。これによって地上人は、神の一部に触れ、神の一側面を知ることができるようになっているのです。子供を見れば親が分かるのと同じように、自然界を観察することによって、神の内容の一部分を理解することができるのです。

3)神は無形の存在であり、あらゆる区別・形式・概念を超越し、被造界・被造物に遍在している ――「大霊としての神」

太古において、人間の霊性がきわめて未熟なレベルにあった頃、人々は神を人間の姿をした存在と考えていました。髭を生やした老人のような神を想像したり、キリスト教の聖絵画に見られるような屈強な人間をイメージしてきました。しかし実際の神は、そうした外形を持っているわけではありません。神は無形で無限の存在なのです。

4)神は人間にとって「霊的な親」である ――「愛なる神・究極の愛としての神」①

私たち人間の一番の本質は「霊的存在」であるということです。私たちの心の内奥・深部に存在する「霊」は、神という無限の大霊から分かれて独立したものです。つまり「神の分霊」が私たちの霊であり、人間の本体なのです。私たちは神の分霊という“ミニチュアの神”を内在させています。神と人間は、同質の「霊」という共通の要素を持っているために永遠につながり「神性」を共有しているのです。

5)神は私たち人間を愛してくれている。私たち人間と万物は、神によって愛されている
   ――「愛なる神・究極の愛としての神」②

霊界・宇宙を創造した神の愛――神の愛に包まれている霊界・宇宙
シルバーバーチやインペレーターなどの高級霊は、神が愛の存在であることを強調し、常にその愛を讃美しています。また霊界・宇宙には、神の愛が充満していることを繰り返し述べています。神は人間の霊の親として、絶対的な愛で私たち人間を愛してくださっているのです。

摂理に先立つ神の愛
シルバーバーチは「摂理(法則)」をたびたび強調しています。しかしその法則も、神の愛がなければ存在することはできない、と言うのです。法則よりも“愛”こそがより根源的なものであり、愛があればこそ神の法則が機能するようになっているということです。

守護霊の愛と神の愛
「自分は今、霊の親である神から宇宙より大きな愛で愛されている」――そう考えると、私たちの心は喜びで満たされます。自分は何と幸せなのだろうかと、無条件に感動の思いが湧いてきます。ところが残念なことに、私たちの心は神の素晴らしい愛を常に実感することはできません。それは私たちが肉体という物質をまとっているからです。神の愛を実感するためには研ぎ澄まされた「霊性」が必要ですが、肉体に縛られた地上人は、そうした霊的感性をほとんど持つことができなくなっているのです。

しかし地上では神の愛を実感できなかった人間も、死んで霊界に行くと、その素晴らしさを思う存分体感することができるようになります。私たち人間が本当の神の愛を知ることができるのは、不自由な肉体を脱ぎ捨て、純粋な霊の世界へ入ってからなのです。今は神の愛が実感できなくても、将来、霊界においてそれが叶うことを希望として、楽しみに待つことにしましょう。

では私たちは、地上では全く神の愛を体験できないのでしょうか? 地上人を背後から導いている“守護霊”は、私利私欲のない純粋な利他愛で常に私たちを愛してくれています。実はこの守護霊の愛こそが、まさに神の愛と同質の愛なのです。つまり私たちは、守護霊によって間接的に「神の愛」を受けているということなのです。

守護霊の愛は、日常生活の中でたびたび感じ取ることができるようになっています。祈りの最中に、あるいは困難な事態に直面したときに、フッと心が安らぎや温かさに包まれることがあります。これが守護霊によってもたらされる愛の作用なのです。守護霊は、神の代わりに私たちを愛してくれています。私たちは間接的ではあっても守護霊を通じて「神の愛」に触れているのです。

6)神は摂理(法則)を通して世界を支配している ――「摂理(法則)としての神」①

スピリチュアリズムの神観の最大の特徴は、「摂理(法則)の神」を強調するところにあります。「愛の神」と同時に「摂理の神」、すなわち神の摂理性を徹底して訴えます。時には「愛の神」以上に「摂理の神」を重要視します。それは地球上における従来のすべての宗教の欠点が、そこにあったからなのです。

地球人類は「摂理(法則)の神」について理解していなかったために、間違った神信仰を延々と続けてきました。長い間、ずっと的外れな神信仰・無意味な信仰をしてきたのです。地球上における宗教の間違いは、この「摂理の神」に対する無知に起因します。そのため高級霊は神について論じるとき、必ず「神の摂理(法則)」について言及するのです。

摂理による宇宙の支配
宇宙と自然界の一つ一つの存在物は、神の創造された摂理(法則)によって規制され、支配されています。宇宙のすべての現象が、神の造られた法則によって支配されているのです。この「摂理(法則)による神の支配」に対する理解は、現在の地球人類に最も必要とされているものです。

摂理として現れる神
神の摂理(法則)の適用を免れることのできる被造物は存在しません。神の摂理の外にはみ出た被造物はありません。人間も、もちろん神の摂理の支配のもとにあります。それゆえ人間は、常に摂理を通じて神と接点を持つことになります。摂理を飛び越えて直接神と触れ合うようなことは絶対にありません。人間は摂理を通じて、間接的に神と関係を持つようになっているのです。神も、摂理を無視して直接人間に働きかけるようなことはありません。必ず摂理を介して人間に働きかけるのです。

7)神は人間・万物のすべてを完全に把握し、完全平等・完全公平に扱っている
   ――「摂理(法則)としての神」②

神によって創造された霊界・宇宙・人間・万物は「摂理」によって支配されています。それは被造界・被造物のすべては神によって知られるようになっている、ということを意味しています。神は、人間・万物の細部に至るまで完全に把握しておられるのです。

摂理の支配による完全平等・完全公平
神の造られた「摂理(法則)」は、一点の妥協もなく機械的な厳格さをもって世界を支配しています。そのため神の造られた世界には、完璧な公平が行きわたるようになっているのです。人間サイドの個人的事情が神の摂理(法則)に関与することは一切ありません。常に人間の側が摂理に合わせていくことだけが要求されています。

摂理を通して支配しているために、神は人間に対して完全平等・完全公平に臨むことができるようになっているのです。

本当の信仰とは、摂理に合わせる努力のこと

8)神の完全性は、摂理(法則)の完璧性を通して知ることができる
   ――「摂理(法則)としての神」③

神の偉大さを反映する摂理

自然界の営みの中に見られる神の摂理
高級霊は、自然界の営みの中に神の摂理の完璧性・完全性の反映を見て、幾度となく感嘆の思いを述べています。私たちも霊界の高級霊に倣って、自然界の営みを通して「神の完璧性・完全性」を実感し、神を讃美したいと思います。

9)人間は永遠の霊性進化の道をたどるが、それは終わりのない神への接近のプロセスである
   ――「究極の理想としての神」①

永遠の霊性進化の道
神の分霊を付与された人間は、永遠に霊性進化の道をたどる宿命を与えられました。地上への誕生をもって分霊となり神から独立した人間は、数十年の地上人生の後に、霊界において何千年・何万年・何百万年……何億年という無限の時間を過ごすことになります。いったん誕生した人間の霊は、絶対に消滅することのない存在として造られています。したがって何百億年か後に地球や宇宙が消滅するようなことになったとしても、霊界にいる私たち(人間の霊)は生き続けることになるのです。

神への接近によって増大する喜びと幸福
この終わりのない霊性進化の歩みの中で、一歩ずつ究極の理想である神に近づくごとに、人間はそれまで味わったことのない喜びと幸福感を体験するようになります。神に一歩近づくことによって、その分だけより多くの神の愛を受けられるようになるからです。したがって人間にとって“永遠の霊性進化の道”とは――「少しずつ神に近づき、それにつれて喜びと幸福感を増大させていく歩みである」ということになります。

10)人間は利他愛の実践を通して神を愛することになり、神により接近することになる
   ――「究極の理想としての神」②

神に接近するための条件
神による分霊化によって人間が独立した霊(ミニチュアの神)になったことも、人間が霊界で永遠に生き続けることも、すべて「霊的成長」のためなのです。その霊的成長を成就する最大の条件が「利他愛の実践」です。人間は、地上においても霊界においても利他愛の実践を通して霊的成長をなすように造られています。すなわち利他愛の実践を通して、究極の理想である神に近づいていくことになるのです。

神を愛するとは?
神は、私たち人間を絶対的な愛で愛してくれています。では私たち人間は、どのようにしたら神を愛することができるのでしょうか。そもそも人間が「神を愛する」などということができるのでしょうか。

シルバーバーチは、それに対する明快な答えを示しています。
「大霊に奉仕するといっても、それは大霊の子である地上の同胞に奉仕することになります。同胞のために役立つことをしているとき、神の無限の腕に抱かれ、その愛に包まれ、それが完全なる安らぎをもたらしてくれることになります。」『シルバーバーチは語る』p.83~84

シルバーバーチは――「他人を利他愛で愛すること、自己を犠牲にして他人に尽くすことがそのまま神を愛することになる」と言っています。神は、私たち人間の「霊的な親」「魂の親」です。神が親である以上、言うまでもなくその願いは、子供たち同士が仲良くし、尽くし合い、喜びに満ちた生活を送ることです。それと同時に、すべての子供たちが霊的成長をなし、さらなる幸福への道を歩むことなのです。子供である人間が互いに愛し合い、それによって摂理を成就することが、親としての神の願いであり、人間を誕生させた目的なのです。

それゆえ「利他愛の実践」は、神の願いに応えることであり、何よりも神を喜ばせることになります。他人を利他愛で愛することによって、自動的に神を愛することになるのです。わざわざ「神を愛そう!」と思わなくても、他人の幸せを願って利他愛の実践に励むことで、おのずと神を愛することになるのです。自分より恵まれない人々のために自分を犠牲にするとき、神の心を我が心とすることができます。多くの人々を「利他愛・真実の愛」で愛する人であればあるほど、より深く神を愛することになり、神との絆を強めていくことができるのです。

参考
 神 観 

5月 参加者の感想

★今日は神観について学びました。神の信じられないような業を知る時、自分の存在があっても無くてもいいように感じる時があります。一人一人に分霊を与えてくださり、摂理の元で完全平等に作られたことを学び、今後も摂理に合わせて日常生活を送っていこうと思います。神の愛が感じとれるぐらいに霊的知識や霊性を高めていく努力をしていきます。
ーーーーー
★神観ですが概ねこうであってほしいという感じであったので、なんだかうれしく安堵しているところです。全てにおいて公平・公正であるのは素晴らしい限りです。やはり神の分霊が宿っていると思うと感慨深いものです。永遠の進化の道は最終的に神に融合されて無くなってしまうのはなんだか寂しいので良かった。永遠の進化もなかなかつらいかと思っておりましたが、幸福感が増していくとの事で解決です。
ーーーーー
★前半はSBの神観の概要(イラスト)、後半は輪読しつつ神観の理解を深めていきました。本日は神の凄さに驚き感動しました。肉体を持ったため人間は、霊的感受性が鈍くなり神を感じることができません。しかし自然や生物の奇跡的な仕組みや営みから神の御業を知ることはできます。そこから垣間見えたのは、神の完全性と深い愛です。被造物全てを見事に調和させる完璧な摂理と、それを造った神の叡智、全被造物の幸せを願う神の深い愛。神の、なんと大きく深く凄いことか!気づくとあっという間に時間が経っていました。同時に人間中心の神観を教える地上宗教に薄さと間違い、傲慢さが見えました。地上宗教やご利益信仰に囚われている人、無神論者、真実を知りたくて彷徨っている地上人一人一人に、この神の凄さを知ってほしい、気づいてほしいです。そのために、私たちは利他愛実践を通して成長していき、霊界の方々と共に真理普及していかねばと思います。
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2024年4月 【学習内容】

霊的人生とは
・「霊的真理」を忠実に実践する生活のこと

霊的真理が示す霊的人生を歩むための実践とは(4つの実践項目)
①「霊優位の努力」
②「利他愛の実践」
③「霊的真理の普及活動」
④「苦しみへの正しい対処」

実践項目を確実に成し遂げていくための、“3つの秘訣”(霊的武器)とは
①「道具意識」、②「犠牲精神」、③「霊的視野」

※「祈り」も、3つの霊的武器と同じく霊的人生を強力にサポートする
その意味で祈りは、霊的人生の重要なパート・真理実践の一部分と言える


祈りの実践
(1)祈りの霊的意義と本質――祈りは大いなる霊的活動
祈りは、
・神に近づこうとする魂の願望
・霊的自立を促すための不可欠な行為
・人間の霊性の表現であり、理想に向けての魂の決意表明
・背後の霊との結びつきを深める強力な手段


(2)祈りの霊的効用
――霊的人生に不可欠な祈りの実践

瞑想や祈りの重要性を主張しない高級霊はいません。シルバーバーチをはじめとする高級霊は皆、「一日のうちわずかでもいいから祈りの時を持つように」と繰り返し説いています。高級霊たちが口を揃えて祈りの必要性を強調するのは、祈りには、私たち地上人が考えるよりもずっと多くの霊的効用があるからです。インペレーター霊は――「祈りというものがどれほど豊かな霊的恵みをもたらすかを知れば、あなたもより多く祈るようになることでしょう」(『霊訓(完訳・上)』p.166)と述べています。霊的人生を歩むうえで「祈り」は、とても重要な実践項目なのです。


1)祈りによって霊的エネルギーが取り入れられ、霊的意識が高まる
祈りの直接的な効用は――「霊的エネルギーを取り入れて霊的意識のレベルを引き上げ、より神に近づくことができる」という言葉に集約されます。シルバーバーチは――「祈りとは本来、波長を普段より高めるための霊的な行為です」(『霊的新時代の到来』p.173)と述べ、祈りは霊的エネルギーを取り入れ、霊的意識をレベルアップさせるものであると説明しています。

祈りによって地上人は、霊の大気中から霊的エネルギーを補充して「霊主肉従」の状態をつくり、霊的存在としての基本ラインに立つことができるようになります。その結果、肉体の中に閉じ込められ、薄らいでいた霊的意識が取り戻されることになるのです。このように祈りは、霊的エネルギーを取り入れることによって、さまざまな霊的効用をもたらします。祈りは、人間にとって一番大切な霊的エネルギーを補充するための、きわめて重要な霊的行為です。それは最も純粋で高次元の霊的実践なのです。

「真の祈りとは魂が生気を取り戻し、力を増幅するための手段、言い換えれば、より多くのインスピレーションと霊的エネルギーを摂取するための手段であると言えます。それによって神の意思との調和が深められるべきものです。」『シルバーバーチの霊訓(3)』(潮文社)p.226~227

「衷心からの祈りは、その祈りそのものの力によって波動を高め、より高度なエネルギーを活用することができるようになります。祈るという行為そのものが魂を開かせるのです。(中略)真実の祈りは偉大なる霊的行為です。」『シルバーバーチは語る』p.134

「祈りとは、我々のまわりに存在するより高いエネルギーに波長を合わせる手段だからです。その行為によって、ほんの少しの間でも活動を休止して精神と霊とを普段より受容性に富んだ状態に置くことになるのです。わずかな時間でも心を静かにしていると、その間により高い波長を受け入れることができ、かくして我々に本当に必要なものが授けられる通路を用意したことになります。」『シルバーバーチの霊訓(7)』(潮文社)p.198


2)祈りによって霊的人生の実践が強化される
人間が積極的に霊的意識を高め、意欲的に霊的成長の道を歩もうとするとき、祈りはきわめて重要な意味を持つことになります。祈りによって“霊的エネルギー”が取り入れられると、意識の中心が物質世界から霊的世界に切り替わり、物質の牢獄状態から抜け出せるようになります。そして肉体に閉じ込められていた霊的意識を取り戻し、物質世界とは別の世界があったことを実感できるようになります。祈りを通して霊的エネルギーのレベルが上昇することによって「肉主霊従」の状態から脱し、「霊主肉従」の状態へと自らを引き上げることができるようになるのです。霊的存在である人間としての“最低ライン”に立つことが可能となるのです。

また、霊的エネルギーが蓄えられることによって「霊」と「霊の心」が活性化し、利他愛を実践する意欲や力が湧いてくるようになります。「霊的視野」を取り戻し、苦しみや困難に対して広いところから対処することができるようになります。苦しみを小さなものとして位置づけできるようになり、地上的な出来事に翻弄されることがなくなります。そして“不動心”と“霊的楽天性”を持つことができるようになるのです。

このように祈りは、「霊優位(霊主肉従)の努力」「利他愛の実践」「霊的真理の伝道」「苦しみへの正しい対処」という霊的人生の実践を推し進めることになります。この意味で祈りは、霊的人生をスムーズに歩むための強力な補助手段と言えます。さらに祈りは、「道具意識」「犠牲精神」「霊的視野」というスピリチュアリズム精神を深めることにもなります。祈りは、地上人の霊的成長にとってきわめて重要な霊的手段です。まさに祈りは、霊的人生を歩むうえで不可欠な霊的実践と言えます。

「そういう人は、身は地上にありながら、きわめて高い霊性を発揮します。何となれば、日頃から霊と交わることを知り、霊的栄養を摂取しつつあるからです。彼らには、物的生活に埋もれている者には閉ざされている霊的真理の秘密の扉が開かれていることになります。そして不断の祈りによって、少なくとも、地上生活においては苦しみも悲しみも魂の成長にとって必要不可欠であることを悟りつつ、なおそれに超然とした生活を送ることができるのです。」『霊訓(完訳・上)』p.169


3)祈りによってスピリチュアル能力が引き出される
霊的世界との交わりを持ち、霊界の人々の援助を得ようとする人間にとって「祈り」は、なくてはならない霊的手段です。祈りによって霊界から導いている霊たちとの関係が密接になり、さらなる援助がもたらされるようになります。そして霊界の人々の道具として、より多くの奉仕のチャンスが与えられるようになります。こうして「真のスピリチュアル能力」が発現することになるのです。

世の中の大半の霊能者は、個人的な範囲で「サイキック能力」を発揮していますが、単なるサイキック能力では、大きな働きをすることはできません。次元の低い霊的活動しかできません。多くの霊たちの援助・協力を得ないかぎり、次元の高い霊的奉仕をすることは不可能です。そうした霊界の高級霊たちの援助を受ける能力が、「スピリチュアル能力」なのです。

利他的で真摯な祈りは、霊界の人々を惹きつけ、莫大な援助を引き出すことになります。その結果、一人の人間の霊能力(サイキック能力)による活動とは比べものにならない、何十、何百倍もの貢献が可能となるのです。


4)祈りの効用を決定するのは、祈る人間の霊格
このように祈りには、さまざまな霊的効用がありますが、誰にでも良い結果がもたらされるというわけではありません。同じ祈りの言葉を唱えても、祈る人の内容によって祈りが聞き届けられたり、全く聞き届けられなかったりというようなことが生じます。ここに、祈りの厳格さと深さがあるのです。

重大な結論を言えば――「祈りの効果は、祈る人の動機と霊格によって決定する」ということです。祈る人の霊格(霊性レベル)が高ければ、その祈りは聞き届けられますが、霊格の低い人・霊性の未熟な人の祈りは無視されるか、聞き届けられません。

霊格と霊性は同じで、その人の「霊的成長レベル」を意味します。霊格(霊性)のレベルは、その人が「神の摂理とどの程度まで一致しているか」ということによって示されます。代表的な神の摂理は「利他性・利他愛」です。したがって利他愛を多く持っていればいるほど、その人間の霊格は高いということになります。

霊格の高い人は無私無欲で奉仕性に富み、常に人類全体の幸福を優先して求めます。そうした人は、自分自身の利益を求めるような祈りはしません。物質的な利益を求めるような祈りや利己的な願い事は、決してしません。霊格の高い人は、霊界の高級霊と同じように、より多くの人々の幸福と霊的成長を真っ先に願うものなのです。その祈りは神の摂理である「利他性」と一致しているため、必ず聞き届けられるようになります。

祈りの効用を決定するのは、祈る人の「霊格(霊性)」です。それには地上的な肩書きは一切通用しません。大主教や大僧正といった地上では権威のある肩書きも、霊界では全く認められません。たとえ立派な肩書きがあっても「霊格」が優れていなければ、その人間の祈りは聞き届けられず、何の効用も得られないのです。

「地位には関係ありません。肝心なのは祈る人の霊格です。大主教が霊格の高い人であれば、その祈りには霊力が備わっていますが、どんなに立派な僧衣をまとっていても、スジの通らない教義に凝り固まった人間でしたら、何の効果もないでしょう。(中略)要するに大霊は肩書きや人数ではごまかされないということです。祈りの効果を決定づけるのは、祈る人の霊格です。」『シルバーバーチの霊訓 霊的新時代の到来』p.173


(3)祈るための資格
最高の誠意が要求される祈り
祈りは、地上世界における最も純粋な霊的活動であり、私たち人間が「魂の親」である神の前に心を解き放ち、神と深く触れ合う時間です。たった一人で神の前に出ていき、「神の子供」という純粋な霊的存在として立つ最も崇高で厳粛な時間です。祈りは、地上のいかなる人間よりも神を重視し、神に信頼を寄せる行為です。いかなる人間関係よりも、神との愛の関係を優先する霊的営みなのです。

祈りに臨むに際しては、当然のこととして“最高の誠意”が私たちに要求されることになります。「神の子供」として恥ずかしくない清廉潔白な人間であってこそ、神の前に出ていくことが許されるのです。

神の前での誠意とは
では、私たちが持つべき“最高の誠意”とは何でしょうか。それは、常日頃から「霊的真理を実践しようと精いっぱい努力している」ということです。そうした真摯な歩みをしているときのみ、直接、神に語りかける資格が与えられるのです。未熟さ・足りなさがあっても、神の前に出ていくことが認められるのです。

自分の醜い心との闘いをしている人間だけが、「もっと自分を清らかにしてください」と祈り、神に許しを請うことができます。苦しみに正面から立ち向かう努力をしている人間だけが、「もっと強い心を与えてください」と願い求めることができます。自分の事情を後回しにして、他人のために最善を尽くしている人間であればこそ、「もっと力を貸してください。もっと深い愛を宿らせてください」と、神に援助と導きを求めて祈ることができるのです。

このように「祈る資格」は、常に霊的真理にそった真剣な努力をしている人間だけに与えられるものです。これは――「祈りには霊的真理を実践しようとする意欲が先行していなければならない」ということを意味しています。祈りは、実践を前提としてのみ価値があるということなのです。

「あなた方を悩ますすべての問題と困難に対して、正直に、正々堂々と、真正面から取り組んだとき――解決のためにありたけの能力を駆使して、しかもなお力が及ばないと悟ったとき、その時こそ、何らかの力、自分より大きな力を持つ存在に対して、問題解決のための光を求めて祈る資格ができたと言えましょう。」『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』(ハート出版)p.152


(4)祈りのための準備運動(霊的ウォーミングアップ)
霊的準備運動の具体的な方法
「まず“静寂の時”を持つように心がけてください。日常生活の喧騒から離れた状態へ身を引くのです。」『シルバーバーチの霊訓(11)』(潮文社)p.56

「精神統一をなさることです。時には煩雑なこの世の喧騒を離れて魂の静寂の中へお入りになることです。静かで受身的で受容性のある心の状態こそ霊にとって最も近づきやすい時です。(中略)少しの間でいいのです。精神を静かに統一するよう工夫することです。」『シルバーバーチの霊訓(2)』(潮文社)p.18


(5)祈りの具体的方法と祈りの内容
1)祈りの対象について――誰に向けて祈るのか
・祈りの対象は「神(大霊)」だけ
・祈りは、霊界の天使や守護霊たちを通じて神に届くことになるが、どこまでも「唯一の
神(大霊)」に向けての働きかけ

2)祈りの時間と場所について――いつ、どこで祈ったらよいのか
・いつ、どこで祈ってもよい

3)祈りは一人ですべきか、皆と一緒にしてもよいのか
・祈りは、神との一対一の交わり → 一人で行うことが原則
・同じ思いを抱いた信仰者(スピリチュアリスト)同士が集まっての祈祷会・礼拝
→揃って捧げる祈りは大きな力を発揮する

4)祈りは声に出してすべきか、心の中ですべきか
・声を出しても、声を出さなくてもどちらでもよい(ケースバイケースで判断すればよい)
・声に出して祈ることで自分の考えが明瞭になる
・意識の集中がすぐに途切れてしまうようなときには、用意した祈りの言葉を心をこめて
繰り返し唱えるのもよい

5)神の呼称について――祈りでは神を何と呼んだらよいのか
・霊的真理にそった正しい神認識に立った祈りなら、呼称は何でもよい
・「大霊」「神(ゴッド)」「神様」「天の親様」「大霊様」
・従来のような男性格(天の父、父なる神、天のお父様)で呼ぶことは卒業すべき

6)祈りの内容について――どのような言葉を述べたらよいのか
●神に語りかける際の最低限のエチケットを守る
・神への願い事・神への要求はだめ(物質的利益や名誉、一方的で身勝手な願い事)

● “祈りノート”をつくる――力を発揮する個人用の祈り集
・心境が高いときに浮かんできた深い祈りの言葉をノートに記しておく
・自作の言葉を心を込めて唱えると、徐々に深い祈りの世界に入っていけるようになる
・他人のよい祈りを記録し、自分のものにしていく(心を込めて祈る。上達のコツ)

●祈りの項目
・朝の祈り・夜の祈り・人と会う前の祈り・仕事を始める前の祈り・1週の始めの祈り
1ヶ月の始めの祈り・1年の始めの祈り
・神への感謝と賛美の祈り
・地球人類全体に関する祈り・周りの人々に関する祈り・家族に関する祈り

自分の霊的成長に関する祈り
・自分の醜い心をなくし、弱い心を強くしてください。(霊主肉従)
・魂を成長させるための苦しみに耐える力を与えてください。(苦しみへの正しい対処)
・もっと深く人を愛せるように、自分の心に広くて純粋な愛をやどらせてください。
・周りの人々に一刻も早く時期がきて、霊的真理を受け入れられるようにしてください。
・時期のきた人と出会わせてください。(利他愛・伝道)
・もっと人々のために働かせてください。霊界の道具として役立ててください。

スピリチュアリストは常に祈り、“祈りの人”として神と語らいながら日々を過ごしていかなければならない。

参考
祈りの実践

4月の参加者の感想

★今日は祈りの重要性について学びました。霊的エネルギーをより多く取り入れて、霊格を上げていけるように努力していきます。今までは、言葉だけの祈りも多くありました。これからは言葉だけでなく、真摯な思いで神に聞き届けられるように祈ることを心掛けます。
ーーーーー
★あらためて祈りが大切だとの認識をしました。実感としまして祈ると申しましょうか、真言と申しましょうか、唱えるとエネルギーの流れが強くなりますので、良いのではと思っておりましたが、とても大事だと新たにしました。
ーーーーー
★祈りは間接的に霊的成長を促す重要な霊的武器の一つですが、その本質は「神の摂理」に如何に自分を一致させているかということ。つまり、他の実践と同じく正しい祈りについても「神の摂理」を基準にしています。人間にとって「神の摂理」がいかに大切か、そしてその摂理を造られた「神」の完全性、無限性、偉大さがここからも読みとれました。また今回のテーマは祈りでしたが、正しい祈りには『神観』も必要な知識となります。それぞれの知識を繋げ全体を理解していくことが真理を正しく理解することであり正しい実践の下地になると、改めて学びました。

2024年3月 【学習内容】

【インフォメーションNo.47のポイント確認】
地上再臨に向けた、イエスの二千年にわたる準備のプロセス
   ――地上再臨を実現するために、イエスが立てた綿密な計画とは

■スピリチュアリズムとは
・イエス主導の地球人類救済計画
(しかし実は、スピリチュアリズムにはこの定義とは別次元の、より本質的な側面があります。)
・イエスが地上再臨を実現するための準備の一環として起こした計画

■イエスの地上再臨に向けての準備
霊界における準備 →→→ 地上世界における準備
大霊団の形成 ①スピリチュアリズム運動の展開
②『シルバーバーチの霊訓』の降下
③地上人による受け皿づくり

(1)霊界における大霊団の形成 ———— 1800年をかけて霊界に大霊団を形成
・イエスは、神に対して「人類救済の使命を果たすためにもう一度、地上に降りる機会を
与えてください」と願い出ました。
・地上人類を救済するためには、人々に「神の摂理(霊的真理)」を教えなければなりま
せん。
・人間が救われるためには、神の摂理に一致した生き方を通して霊的成長の道を歩むこと
が不可欠です。

(2)スピリチュアリズム運動の展開
古いスピリチュアリズム →→→ 新しいスピリチュアリズム
心霊現象・心霊研究 霊界通信・霊的真理
「霊魂説の証明」 『シルバーバーチの霊訓』

(3)『シルバーバーチの霊訓』の登場
・『シルバーバーチの霊訓』は、イエスの教え
・人類史上、最高の霊的叡智・最高の宗教思想
・人類にとって “ 真のバイブル ”
  ・『シルバーバーチの霊訓』には、地上人にとって必要な神の真理が全て含まれています。
  ・私たちは、この先2000年の地上人類の未来を約束をする、最高の霊的宝を手している
ということです。

(4)地上再臨の時の受け皿・足場となる、スピリチュアリスト・サークルづくり
                                          ———「イエス地上再臨」のための最後の準備

・イエスの地上再臨の受け皿となるための条件
 ①イエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解し、正しく実践し、
 自分自身を救う
 ②自分の地上人生を『シルバーバーチの霊訓』の普及のために捧げる
 ③『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化

(5)イエスの導きの中で完成した「スピリチュアリズムの思想体系
            ———イエスの地上再臨のために不可欠な『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化


・『シルバーバーチの霊訓』と「思想体系」の2本立てで進めていく
・『シルバーバーチの霊訓』は、“ 真のバイブル ”
・思想体系は、『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解し、実践するための
手引書・参考書
・「真のスピリチュアリズム」が日本から世界へ拡大

【インフォメーションNo.48 輪読】
“古いスピリチュアリズム”から“新しいスピリチュアリズム”へ、そして「真のスピリチュアリズム」へ(スピリチュアリズムの進化の3段階)
――イエスの地上再臨にともなう、「真のスピリチュアリズム」の確立

参考
インフォメーションNo.47
インフォメーションN0.48

3月の参加者の感想(一部)

★今日はありがとうございました。
今回は初めての参加でしたがみなさんが温かく迎えて下さって、とても充実したひとときでした。今日の読書会では古いスピリチュアリズムと新しいスピリチュアリズム、そして真のスピリチュアリズムについての理解を深めることができました。この時代に生を受けてスピリチュアリズムに出会えたことは本当に大きな意味があり、幸せであると同時に、スピリチュアリストとして責任を持って歩んでいくことがどれほど大切かを痛感しました。
普及会に繋がらないスピリチュアリストは摂理から外れていく。という話題で思い浮かんだのは、私がスピリチュアリズムに出会う以前の師であったヒーラーや霊能力者のことです。とても残念ですが全員イエスの再臨以降、摂理から遠く外れたところに今は堕ちてしまっています。決して他人事と思わず、霊界の導きに感謝して1日も早く真のスピリチュアリストとして歩んでいけるよう、日々努力を重ねていこうと気持ちが引き締まる思いでした。どうもありがとうございました。

ーーーーー
★本日は1名 新しい同志が参加されました。去年から広島シルバーバーチ読書会に参加される同志が増え続けており、霊界からの働きかけがドンドン強まっていることを感じています。イエスの計画が着実に実行され、イエスの描いた青写真と霊的同胞世界が現実味を帯びてきています。とはいえ、地上的視点からみると地上の悲劇は悲惨であり、この世界はまさに地上地獄です。イエスの地上再臨を受け入れ、真のスピリチュアリストを目指す私たちに課せられた使命と責任は重大です。これからもこの重さにつぶされることなく、イエスと霊界の導きを信じ、日々の真理実践に励んで参ります。
ーーーーー

★イエスと繋がっているとの事でうれしく思います。ただその実感がないので、そのうち実感できればと思います。
ーーーーー

★今日は、真のスピリチュアリズムについて学びました。イエスの再臨という奇跡のような出来事が起こった時に読書会で学ばせて頂いて本当に幸せを感じています。『シルバーバーチの霊訓』と思想体系を正しく理解し、実践していくことを心掛けます。そして普及のために人生を捧げるようになるまで信仰を深めていきます。

2024年2月 【学習内容】

スピリチュアリズムの全体像<2>
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像
・ポイント復習
・参加者による講義(発表)

インフォメーションNo.47

地上再臨に向けた、イエスの二千年にわたる準備のプロセス
   ――地上再臨を実現するために、イエスが立てた綿密な計画とは
・輪読と解説



参考
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像(ビデオ)
インフォメーションNo.47

2月の参加者の感想

★今日学んだことは、今後『シルバーバーチの霊訓』とスピリチュアリズムの思想体系を中心とした運動が広まっていく、ということです。イエスが二千年前に十字架上で他界して これほどまでに長い年月をかけて計画をしていたことに非常に感謝しないといけないのと同時に、これを広めていかなければならない責任を感じています。まずは自分が煩悩に負けることがないように微力でもいいので普及に役に立ちたい気持ちでいます。
ーーーーー
★前回の復習によって 自分がスピリチュアリズム思想の点の理解・部分的理解に留まっていることを痛感しております、が、全体の理解への道は遥かに遠いと感じています。
また、発表に関しては、発表者がたいへんよく勉強されていることに感心すると共に、自分にできるかどうか不安になりました。
輪読において普及会の役割の大きさに驚きながら、自分も読書会に参加していることに喜びを感じました。
ーーーーー
★たしかに思想体系があると かなり分かりやすくなる実感があります。
神とは法則であり個人的に話したり願いをかなえるといった事はないとの認識でありました。しかし霊界に行けば可能なのか、高級霊レベルなら可能なのか、イエスレベルで可能なのか不思議であります。
ーーーーー
★本日も読書会をありがとうございました。今回は『宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体象』の講義を発表させて頂きました。普及会の動画を観て原稿をつくり 事前に準備・練習を重ねてきましたが、イザ発表をしてみると暗記していた言葉が出てこなかったり間違ったり思う通りにはいかなかったです。加えて「聴く相手に霊力を届ける」<「うまく講義できる」へと意識の比重が偏ってしまいました。まだまだ反省&練習&経験が必要だと思いました。
また、後半はインフォメーションNo.47の輪読でした。地上では1848年〜 スピリチュアリズムが始まったように見えますが、実際は1800年間の年月を費やし霊界で綿密かつ周到な準備がなされていたことに驚かされます。スピリチュアリズムの指揮をとっているイエスは今この時も私たちを見守っていると思うと“イエスに恥じぬよう理解と実践に取りくもう”と背すじがのびます。ありがとうございました。
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2023年12月 【学習内容】

スピリチュアリズムの全体像<2>
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

(5)霊的真理の普及によって達成される人類史上“最大の宗教革命”

●宗教革命は霊的真理によって達成されていく
シルバーバーチの教え・上 p.68/L7 〜 L9
シルバーバーチの教え・上 p.50/LB4 〜 p.51/L1

①霊的真理の普及にともない、地上の間違った宗教は消滅していく

・スピリチュアリズムの霊的真理を知った人々は、自分が関ってきた宗教の間違いに気が付き、そこから離れるようになっていく

・こうしたプロセスを踏んで、地上の宗教は霊界の宗教に置き換わっていくことになる(地球上に霊界の宗教が確立する)

●地球上に霊界の宗教が確立する
シルバーバーチの教え・上 p.60/L5 〜 L6


②スピリチュアリズム(霊界における唯一の宗教)が地上に確立するには、長い期間がかかる(何百年〜千年)

●宗教革命は必ず成功する
シルバーバーチの教え・上 p.67/L2 〜 L7


③スピリチュアリズムによる宗教革命の成功はすでに確定しているが、革命が完全に達成されるまでは悲劇・不幸・苦しみが続くことになる

・スピリチュアリズムの宗教革命が達成されるまでの期間は、地上の私たちスピリチュアリストにかかっている

・革命が達成されるまでの期間を、どれだけ短縮できるかは、霊的真理を知り、宗教革命の意義を理解したスピリチュアリストにかかっている

・80億の地球人類の中で、真っ先に霊的真理を手にした私たちスピリチュアリストの責任は重大

「私たちは常に霊的真理の宗教的意義を示そうと努めています。なぜなら地上人類がその霊的な重要性を認識すれば、戦争や流血による革命よりも、はるかに大きな革命が生じるからです。それは“魂の革命”と呼ぶべきものです。(中略)そのときには何世紀にもわたって人々の魂の足かせとなってきたものが、すべて取り払われることになるでしょう。」シルバーバーチの教え・上  p.40/LB1〜p.41/L5

「間違いなく言えることは、新しい世界の種子がすでに地上界に根付いているということです。既得権力の座に安住している者たちがいかなる策を弄しても、それは功を奏さないでしょう。」
シルバーバーチの教え・上  p.66/L9〜L11

「永い間、地上世界を束縛してきたものとの戦いにおいて、私たちは一歩も退きません。宗教の名のもとに築かれてきた教義とドグマと儀式の宗教に対して戦いを挑んでいます。間違っているものは、捨て去らなければなりません。真実のものだけが生き永らえるのです。」(A Voice in the Wilderness)


・シルバーバーチは「スピリチュアリズムの宗教革命は必ず成功する」「すでに勝利は確定している」と断言している


★学習のおわりに

・スピリチュアリズムは「霊界主導の人類史上 “ 最大の宗教革命”」
・それは『シルバーバーチの霊訓』という最高次元の霊的真理によって成し遂げられる霊的革命 

・私たちスピリチュアリストは、霊界の人々が地上に働きかけるための道具
・霊界と地上世界をつなぐ架け橋

・私たちスピリチュアリストの決意と、働きいかんで、霊的革命のスピードは増す
・地球上の悲劇が早く消滅することになる

●宗教革命の成就の時期は地上人の自由意志次第
シルバーバーチの教え・上 p.56/L5 〜 L6

・霊界の人々は、「もっと多くの道具が欲しい」「霊的真理普及のために人生を捧げてくれる人材がほしい」と私たちに訴えている

・私たちは今、スピリチュアリズムの開拓者として道を切り開く立場に立っている


参考
スピリチュアリズム運動の本質
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像(ビデオ)


12月の参加者の感想

★今日 読書会で学んだことは、失敗をしても闘いを諦めないということです。同じ失敗を繰り返してばかりで、克服することができず、絶望感にさいなまれる時でも、これまで歩んできた学びを思い起こして闘い続けていくことが大事なんだと思いました。より高い霊的成長を歩むなら避けて通れない道だと思います。挫けることなく高い世界を目指して今後も頑張る決意でいます。
ーーーーー
★できる範囲で実践していきたいと思っていたところ、全力で行わなければならないとの内容がでてきて、なかなかつらいところです。全力とはどこまでの事なのか、むつかしいところではあります。やはり試行錯誤して行きたいと思います。
ーーーーー
★今月も「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体象」を学習しました。霊的人生という理想を追求していくことは、たいへん困難なことだということを再認識しました。日常生活において真理を実践していくことが自分に出来るのか?と感じましたが、少しづつでも挑戦し継続していこうと思いました。5分間スピーチについては、話がまとまらずに支離滅裂になってしまい、スピーチは難しいものだと感じました。
ーーーーー
★今年最後の読書会をありがとうございました。読書会に参加する度、地上人に先駆けて霊的真理に出会い救われた感謝と、私の後に導かれてくる同志たちの手本となり真理を示していく責任の重さを感じます。地上で生活をしていると、つい地上的視点で物事を考えて判断してしまい、「これじゃあ、いけない。霊的視野でみないと!」と反省することが多いです。まだまだ霊的真理が自分の中に浸透しきっていません。ただしそう感じるのは、霊的真理を知ったおかげでもあります。来年から新しい一年が始まりますが、私は今まで以上に霊的真理に向き合い、努力をつづけて参ります。そして少しでも成長できるよう頑張っていきます!本日も多くの霊的エネルギーを頂きました。ありがとうございます。

2023年11月 【学習内容】

スピリチュアリズムの全体像<2>
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

正しい宗教とは、霊界の宗教のことです。今後、長い時をかけて地球上に確立していく宗教、いつかは全ての地上人が受け入れることになる真の宗教とは、霊界における唯一・共通の宗教のことなのです。それは今私たちが携わっているスピリチュアリズムのことです。

スピリチュアリズムはまだ地上で展開をはじめたばかりですので未熟な段階にありますが、霊界の宗教の地上版として展開しているものです。霊界から興こされたスピリチュアリズムという超宗教が真の宗教なのです。今月(11月)は、その内容を地上人のレベルに下ろして見ていきました。地上人にとって真の宗教とは、どのようなものなのか。真の宗教の内容を5つの項目に整理しました。


(4)真の霊界とは

★正しい宗教の定義①
真の宗教における信仰対象は、大霊である「神」と「神の摂理」

・「神」だけでなく「神の摂理」に対する信仰がなければ正しい宗教とは言えない

「イエスを崇拝の対象とするのは間違いです。崇拝の念は大霊に捧げるべきであって大霊の使者に捧げるべきではありません。」シルバーバーチの教え・上 p.138/L2 〜 L4

「私たちが忠誠を尽くすのは、一つの教義ではなく、一冊の書物でもなく、一つの建造物でもなく、大霊とその永遠なる摂理です。」シルバーバーチの教え・上 p.41/L6 〜 L7




★正しい宗教の定義②
真の宗教とは、摂理に一致した生き方(摂理にそった日常生活での実践)

・私たち地上人の霊的成長にとって重要なものは「霊優位の摂理」「利他性の摂理」「カルマの摂理」

・私たち地上の人間が霊的成長をなすためには、霊的コントロールによって霊主肉従の状態を保ち、必要な苦しみを甘受し、乗り越え、利他的な行為に励むことが必要

「宗教とはサービスです。これはもう何度も申し上げてきたことですが、サービスに優る宗教はありません。サービスは霊の通貨です。すべての人に対して愛と慈しみの心を持つことができれば、あなたは“ 最も宗教的な人間 ” であると言えます。なぜなら、あなたは人生において大霊を顕現させていることになるからです。本来は、それが全宗教の土台なのです。」Lift up your Hearts

・シルバーバーチが言うサービスとは、見返りを求めない純粋な利他愛の実践であり無償の奉仕のこと

・シルバーバーチは、地上人が考えるような宗教的要素は何もなくても、サービスという利他の実践があれば、それが真の宗教であると断言している


★正しい宗教の定義③
真の宗教とは、宗教組織や宗教形式(教祖・教義・儀式・布教活動・宗教的施設)は必要ない

・宗教とは本来 人類の霊的成長を促すためのもの

・一人一人の人間が神を受け入れ 摂理にそった利他的な生き方をするように導くのが宗教の役目

「私たちが関心を持っているのは、あなた方、地上人の生き方です。宗教とは何なのでしょうか?教会やシナゴーグやチャペルや寺院に通うことでしょうか?人間が造り出した教義を受け入れることでしょうか?自分はローマ・カトリック教徒であるとか、 プロテスタントであるとか、仏教徒であるとか、ユダヤ教徒であるとか公言することでしょうか?
宗教とは大霊に少しでも近づくような生き方をすることに他なりません。宗教とは、自らの行為を通して大霊を顕現させることなのです。」『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A』(ハート出版)p.52~53(The Silver Birch Book of Questions & Answers)

「私たちがこうして地上世界へ戻ってきたのは、宗教を実用的なものにするためです。宗教は、教義だの、形式だの、儀式だの、といったものではありません。宗教とは、人のためになる行為(サービス)のことであり、人々をサービスへと向かわせるものは何であってもよい、ということを断言します。」
The Spirit speaks



★正しい宗教の定義④
真の宗教とは、自らの努力によって自分自身を救う自力救済的生き方

・神仏の力に頼って救いを得ようとするあり方(他力救済的信仰)は、霊的観点から見ると間違い

・神は摂理を通して全ての人間を平等・公平に支配している

・そのため人間がいくら願い求めても 神が直接 手を差し伸べるようなことはない

・摂理に一致した生き方によって 霊的成長をなし 自分で自分を救うことを教えるのが 真の宗教

・神に救いを求め 願い事を叶えてもらおうとするようなあり方は正しい宗教とは言えない

シルバーバーチの教え・上 p.154/LB3 〜 LB1
シルバーバーチの教え・上 p.146/L7 〜 L10



★正しい宗教の定義⑤
真の宗教とは、一人一人の霊的成長と、霊的同胞世界の確立を目的とした生き方

・摂理に一致するための努力を通して人間は、霊的成長という最高の宝を得て、霊の親である神に一歩ずつ近づいていくことができるようになる

・それが本当の意味での宗教的生き方

・真の宗教の目的は 一人一人の人間においては、「霊的成長」であり、地球人類全体としては「霊的同胞世界の確立」にある

・個人の救いと、全人類の救いを共に成就する生き方、それが真の宗教・本物の宗教


●真の宗教とは、霊界の宗教のことであり、それは今地上で展開しているスピリチュアリズムのこと

●スピリチュアリズムという超宗教こそが 地球上で唯一正しい宗教

●スピリチュアリズムは霊界の宗教を手本にした宗教であり、霊界の宗教の地上版

●そしてそれは霊界の人々にとって常識となっている摂理にそった利他的生き方のこと

参考
スピリチュアリズム運動の本質
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像(ビデオ)


11月の参加者の感想

★スピリチュアリズムは、完璧な自己責任主義、自力救済主義であることを学びました。実生活において実践しようとすると困難や苦しみにすぐに遭います。しかし、それを乗り越えて一歩でも成長できるように努力しなければいけないと深く思いました。霊的真理に出会った今、重い責任があると感じています。失敗の連続ですが、それを恐れずに信仰していこうと思います。
ーーーーー
★霊的真理の実践は、生半可ではできないという事で、自分的にはできていない訳でして、それによって責任が伴って、さらにカルマが積まれ、真理を知っていない人よりも悪くなっているのではと不安に思ったりもします。今の所 自分勝手な姿勢であるかもしれませんが、まずはできる範囲で実践して行きます。そして実践できる事が少しずつでも増えて行けばと思っています。
ーーーーー
★今回は前回に引き続き「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」について学習しました。学習を進めるにつれて、スピリチュアリズムを実践することの困難さや厳しさが実感できるようになりました。高い目標に向かって日々努力していくことの難しさや 自分の弱さを理解し、一つでも目標を達成して喜びや充実感を味わいたいと思います。
ーーーーー
★本日は「真の宗教」について学習しました。「真の宗教」を5つの要素に分けてあり、シンプルでわかりやすいです。この対極にあるものが「偽りの宗教」であり、それはつまり「地上の宗教」です。現在 地上に存在しているあらゆる宗教は 物質的、俗物的、利己的であり、地上界のみならず、霊界下層にまで 霊的牢獄という悪影響を与えています。
丁度 昨日、スピリチュアリズム普及会のHPにインフォメーションNo.50がアップされました。そちらでも キリスト教の悪影響が伝えられていて、現在 地縛霊となってしまったクリスチャンたちが続々と解放されていることが書かれてありました。本日は その事も思い浮かべつつ 学び、改めて スピリチュアリズムの必要性・重要性を認識し、今 スピリチュアリストとして学べている有難さと その責任の重さを感じています。

2023年10月 【学習内容】

今月の内容は、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」の中から、(3)霊界の宗教とはについて学習しました。
スピリチュアリズムの高級霊界通信によって初めて、霊界の事実が明らかにされ、霊界にも宗教があることが分かりました。特に『シルバーバーチの霊訓』には 霊界にも宗教がある ということだけでなく、霊界における宗教の内容や 信仰の実情が はっきりと示されています。『シルバーバーチの霊訓』によって明らかにされた、霊界の宗教とはどのようなものなのか、4つのポイントに整理して確認しました。

スピリチュアリズムの全体像<2>
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像
(3)霊界の宗教とは

①すべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じている
・地上には無数の宗教があって 80億の人間それぞれが思い思いの宗教を信じている。・それに対して膨大な数の人間が住む霊界には たった一つの宗教しかない。そして全員が同じ一つの宗教を信じている。・これが宗教という点から見たときの 地上世界と霊界の決定的な違い。

②信仰対象は大霊である「神」と神が造った「摂理」—— すべての霊が、神の摂理による支配を認識している
・地上には無数の宗教がある ⇨ 信仰対象も無数にある。・霊界では、大霊である「神」と神が造った「摂理」だけを信仰対象としている。この2つ以外に信仰対象はない。

③摂理に一致した生き方が、そのまま信仰実践となっている —— 霊的成長に関わる「利他性の摂理」と「カルマの摂理」
・霊的成長のための実践という点から言えば、「利他性の摂理」が最も重要な摂理。・利他性の摂理が支配する霊界では利他愛がすべての霊にとって生き方の規範となっている。

④霊界の宗教には、地上のような宗教組織や宗教形式はない —— あらゆる点で、地上の宗教とは正反対
・教団の権威を誇示するかのような立派な建物もない。

●地上では多くの人々が宗教に 物質的・この世的な利益を期待している。宗教を金銭や地位や名声、自分の家庭の安泰といったものを得るための手段と考えている。

●それに対して霊界では全員が、何よりも、霊的成長を願い自ら喜んで他者への奉仕・利他愛の実践に努めている。

●神に全幅の信頼を置き神の摂理に忠実な歩みをすることが、霊界における宗教であり、それが霊的成長という最高の宝をもたらすことになる。

参考
スピリチュアリズム運動の本質
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像(ビデオ)


10月の参加者の感想

★今日、初めて読書会に参加してみて非常に良かったと思うことは、今までは自分の中だけで勉強したり、知識を深めたりするだけだったのですが、皆さんと一緒に学べる喜びと、再度深く掘り下げて学ぶことができてよかったです。自分の霊主肉従の努力で今まで精一杯だったのですが、利他愛の実践が一番重要なことを改めて学びました。なかなか難しいことではあると思いますが、少しずつ出来るように努力していきたいと思います。
ーーーーー
★今回の利他愛の実践については忘れていた事を思い出してとても良かったです。物質的ではなく、霊的という事で祈りですね。人を非難したり、けなしたり、攻撃しない。まずは怒り、妬み、嫉妬などの悪感情にとらわれない事を心がけたいと思います。そして他人の霊的成長を祈るですね。
ーーーーー
★今回は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」について、前回の復習と それに引き続いて学習を進めていきました。読書会への参加も今日で3回目となり、少し慣れてきたのか、学習していく中で次々と疑問がわいて来て、それに気を取られていて、進行についていけなくなってしまったりしましたが、休憩時間にいくつかの質問に答えていただき、たいへん感謝すると共に、大いに収穫があったと思います。
ーーーーー
★霊界の宗教、地上の宗教、スピリチュアリズムについてを学習しました。改めて スピリチュアリズムの必要性を確認しました。現在、地上で生じている悲劇 ーー とくに戦争・紛争、貧困・飢餓 ーー は 地上の宗教が消滅し、霊界の宗教に置き換わることで なくなっていくものです。「利他愛の摂理」に従うことで 地上からあらゆる悲劇がなくなります。その唯一の手段が、スピリチュアリズムであり、イエスが興したものです。私たちは地上での実践者であり イエスの道具です。何と重大な責任でしょうか。この重圧にふさわしい人材・道具となれるよう、まだまだ努力していかねばならないと覚悟し直しました。

2023年9月 【学習内容】

今月は、スピリチュアリズムの根幹である、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を「救済の観点からの全体象」の定義と照らし合わせながら学習しました。この2つの全体像はスピリチュアリズムとは何か、というスピリチュアリズムの本質を示しています。学習後参加者からは、「地上の宗教の実態がわかった」、「宗教の抱える問題点を理解できた」などの感想がありました。

スピリチュアリズムの全体像<2>
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

9月の学習項目は、(1) 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義、(2)地上の宗教の実態(宗教の問題点)。

(1)宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義

スピリチュアリズムとは 霊界主導の人類史上、最大の宗教革命、これが宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義です。別の言い方をすれば 霊的真理による地球上、最大の宗教革命、このようになります。 この定義を前回学習した救済の観点から見たスピリチュアリズムの定義と照らし合わせて見ていきましょう。

救済の観点からスピリチュアリズムを見た時の定義は、霊界主導の地球人類救済計画です。この定義も 霊的真理による地球人類の救い このように言い換えることができます。どちらの定義の中にも 霊界主導とあります。 霊界主導という言葉は、スピリチュアリズムとは霊界人が中心となって進めていく運動であるということを意味しています。また、霊的真理による という言葉もそれぞれの定義に共通しています。つまり スピリチュアリズムとは霊界人が主導して地上に霊的真理をもたらすことによって実現していく一大プロジェクトであるということです。人類史上、最大の宗教革命も 地球人類救済計画も それを推進していく主役は霊界の人々であって共に霊的真理の普及によって成し遂げられていくものなのです。

では スピリチュアリズムによって引き起こされる宗教革命とはどのようなものなのか具体的に見ていきましょう。スピリチュアリズムによる宗教革命について端的に表現すると、霊的真理の普及によって 地球上のすべての宗教を霊界の宗教に置き換えようとする 宗教の大変革のこと。このようになります。 スピリチュアリズムによる宗教革命の最終目的は、霊界の宗教と 地上の宗教を 同じものにして 地上に正しい宗教を確立することです。霊界の宗教こそが正しい宗教であり それは今 地上で展開している スピリチュアリズムのことなのです。

(2)地上の宗教の実態
地上の宗教の実態、宗教が抱える問題点を4つのポイントにまとめました。
① 霊的無知から間違った教えを説いている ②本来の使命を果たしていない —— 宗教の使命は、人類の霊的成長を促すこと    ③ 人類にとって有害な存在となっている —— 人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げてい ④組織エゴを増大させ地上に戦争・紛争などの様々な悲劇をもたらしている。ではそれぞれの項目について見ていきましょう。

地上の宗教の一つ目の問題点は、霊的無知から間違った教えを説いている ということです。地上に存在する全ての宗教は霊的無知の状態にあります。霊的無知とは霊的なことが全く分かっていない、霊的事実を知らないということです。地上には真実の教えを説いている宗教は 一つもありません。宗教は 霊的無知から間違った教え偽りの教えを説き続けてきたのです。

2つ目の問題点は 地上の宗教は、本来の使命を果たしていないということです。地上の宗教は霊的無知のためにその使命を果たすことができませんでした。宗教の使命は、人類の霊的成長を促すことです。宗教の使命は人類の霊的成長を促すという一言に集約されます。こうした本来の使命からすると これまで地球上に存在してきたすべての宗教は、失格と言わざるをえません。 人々を霊的成長へと導き真の救いに至らせるという役目を全く果たしてこなかったからです。

3つ目の問題点は 地上の宗教は、人類にとって有害な存在となっている ということです。地上の宗教は人類の霊的成長を促すという本来の使命を果たしていないどころか、人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、 霊的成長を妨げてきました。

4つ目の問題点は 地上の宗教は、組織エゴを増大させ地上に戦争・紛争などのさまざまな悲劇をもたらしているということです。大半の宗教は組織をつくって布教活動を展開しています。新たな信者を獲得して勢力の拡大を図ろうとする指導者や幹部たちは、組織にとって都合のいいを教え、 真実とは異なるを教えを説くようになります。霊的無知と組織エゴから作り出された偽りの教えに洗脳された信者たちは、自分達が一番優れている 自分たちだけが正義であって他の宗教は間違っていると考えるようになります。そして優越心を膨らませ 他者を見下し敵意や憎悪を抱くようになります。 こうした組織エゴによって宗教間・宗派間の対立が起こり 争いが発生してきました。宗教は本来 人々の心をひとつにして 地上に平和をもたらすものです。ところが現実の宗教は、組織エゴを増大させ 人々の間に対立を生み出し地上に戦争・紛争などのさまざまな悲劇を招いてきました。宗教が火種となって血で血を洗うような争いが繰り返されてきたのです。 

霊的観点に立って地上の宗教の実態を見てきました。霊界人から見たとき 地上の宗教はすべて失格です。結論を言えば 地上の宗教は、人類にとって存在しないほうがよい ということです。宗教は霊的無知から間違った教えを説き、組織を作ることによってエゴを増幅させ 悲劇と不幸を生み出す最大の原因となってきました。人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め 霊的成長の道から遠ざけるという大きな罪を犯してきました。地上の宗教は まさに 人類の敵と言うべき存在になっています。地球人類を霊的牢獄から解放し 霊的成長という本当の幸せをもたらすためには、悲劇の元凶となってきた宗教を地上から追放しなければなりません。

そのために高級霊たちは宗教革命を起こすことを計画したのです。霊界人が主導して 地球上の宗教を一掃し霊界の宗教を根付かせようと考えたのです。シルバーバーチは地上の宗教組織を糾弾し、宗教革命の必要性を強く訴えています。

参考
スピリチュアリズム運動の本質
宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像(ビデオ)


参加者の感想

★本日は宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像と続スピリチュアリズム入門の健康と医学について学ばさせて頂きました。宗教の観点について学習することで、いかに地上の宗教が間違っているか、霊界の宗教が正しいかを、文章を通してだけでなく、図で分かりやすく理解することが出来るスピリチュアリズム運動の柱といえる重要な教えであると何度読んでも思います。そして、それと合わせて救済の観点やスピリチュアリズムの思想体系と合わせて学ぶことで、霊的真理がいかに地球人類にとって必要不可欠であり、地上の問題点がはっきりと浮き彫りになります。それは、霊的成長のために必要な霊的視野を持つことが出来るようになり、実践に不可欠な武器となります。イエスが地上再臨され、霊的真理普及の大計画が進んでいく中、自分も日々、霊的真理を深め実践し、正しい霊的真理を伝えたいです。そして、そのためにも霊的真理にもとづいた健康観を忘れず、生涯現役で真理普及を頑張っていきたいです。
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★現在の宗教が間違っているという事は、確かにそのように思うしだいであります。しかし、地上の宗教を全て置き換えるのは今の感じではなかなか大変でありそうで、これはどうにかなるのかと思ってしまいます。どうもこの考えは悲観的すぎるでしょうか。
健康に関しては、今の所、瞑想が私には一番合っている感じですが、人それぞれではあるでしょう。残念ながら肉食を今でもやめられない所であります。
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★2回目の読書会への参加となりました。やはり、一人で本を読んでいるのとは違い 理解が深まるとともに気付きがあり たいへん良いと感じました。これからも読書会に参加しながらも自分のレベルを上げていきたいと思っています。
スピリチュアリズムの健康論については、わかってはいるが なかなか実践できていません。体の調子が悪くなって慌てて気をつけたりしてはいますが、なかなかうまくいきません。

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★本日も読書会を開催して頂き感謝します。今回は久しぶりに “スピリチュアリズムの定義” について学び、後半は「続スピリチュアリズム入門」の “健康と医学について” 輪読しました。全体を通して感じたのは、自分にはアウトプットが不足していたなということです。本日のように声に出すのも良いですし、紙に書き出すのも良いと思いました。文章や図を目で追って理解したと思っていたことでも意外と書けないことがありましたし、どこが間違っていたか足らなかったか、視覚的にもわかるのでとても有用です。これからの学習にとり入れてみます。
健康について読みながら 自分の生活を振り返りました。食事、運動、休養、精神・・・アンバランスになっていました。スピリチュアリストとして再び見直していきます。ありがとうございました。

2023年7月 【学習内容】

地上再臨に向けた、イエスの二千年にわたる準備のプロセス――地上再臨を実現するために、イエスが立てた綿密な計画とは
スピリチュアリズム・インフォメーションNo.47(2023-02-15)


今回の学習は、スピリチュアリズム・インフォメーションNo.47の内容にそって、「地上再臨」に向けたイエスの二千年にわたる準備の足跡をたどり、スピリチュアリズムに関する深い霊的背景と奥義について見ていきます。イエスからの通信(イエスの言葉)を紹介しながら、二千年間の歴史上“最大の秘密”を学んでいきます。

これまでスピリチュアリズムとはどういうものか、ということを何度も学習してきました。スピリチュアリズムとは、イエス主導の地球人類救済計画です。これが本質をついたスピリチュアリズムの定義です。しかし実は、スピリチュアリズムにはこの定義とは別次元の、より本質的な側面があります。驚くような深い内容、地上人には想像もつかない奥義があるのです。

そのスピリチュアリズム運動に関わる奥義とは、「イエスが地上再臨を実現するための準備の一環として起こした計画」ということです。イエスは、二千年前に始めた人類救済計画を再開するために、霊界で長い準備期間を費やしてきました。二千年に及ぶ準備の結果、地上にもたらしたのがスピリチュアリズムだったのです。

スピリチュアリズム運動は、地球人類救済のためにイエスが主導して展開している大プロジェクトですが、その源(みなもと)を追究していくと、二千年前のイエスの地上時代にまでさかのぼります。スピリチュアリズムには、二千年にもわたる遠大で深遠な霊的背景があるのです。

イエスは二千年前、磔刑(たっけい)によって死を迎えたイエスは、霊界に入ると直ちに「地上再臨」に向けての準備を開始しました。地上再臨を実現するための準備は、ほぼ二千年に及び、その間、イエスはさまざまな計画を立てて地上再臨への道を進めていきました。そうした準備のプロセスは、大きく “ 霊界における準備 ” と “ 地上世界における準備 ” に分けられます。

地上世界における準備はさらに、「スピリチュアリズム運動の展開」「霊的真理(『シルバーバーチの霊訓』)の降下」「地上人による受け皿づくり」という3段階に分けられます。

(1)霊界における大霊団の形成――1800年をかけて霊界に大霊団を形成
◆イエスの言葉①
「私が(二千年前に)他界し、このスピリチュアリズムを地上に展開するまでの間、何をしていたかということだが(中略)、とにかく高級霊(*人類救済計画を実行に移すための人材)の育成に、これほどの時間(*1800年間)をかけたということである。霊界での準備に、念には念を入れ、味方になる霊を次々と養成し、必要な者には再生させ、とにかく高級霊の一大霊団をつくるために力を注いできたのである。そして、ようやくスピリチュアリズムの計画を着々と実行に移せる時代を迎えたのである。(中略)霊界側の体制をつくるのに、本当に長い期間をかけたのである」(イエスからの通信 2021.07.29)

イエスはこのように言っています。この1800年、地上世界は、霊的光が全く届かない暗黒の時代でした。地上人が誰1人知らない中、イエスは霊界で計り知れないほどの苦労と犠牲を払い、人類の救いのために入念に準備を進めてきたのです。

霊界で大霊団を形成したイエスは、次の準備に取り掛かりました。それが地上世界における準備です。

地上世界における準備は、①スピリチュアリズム運動の展開、②『シルバーバーチの霊訓』の降下、③地上人による受皿づくり、この3段階によって進められます。まず、地上における準備の第一段階は、スピリチュアル運動の展開です。

(2)スピリチュアル運動の展開
イエスの働きかけによって、霊界に大霊団が形成され、霊界における準備が整いました。そしていよいよ、地上への働きかけが開始されることになりました。霊界からの働きかけが具体的に地上に現れたのは、1848年のフォックス家事件です。これはハイズビル事件とも呼ばれていて、皆さんもよくご存知のことと思います。この事件を皮切りに、地上でスピリチュアリズム運動が開始されました。

そうしたスピリチュアリズム運動は、その進展によって大きく2つに分けられます。初期のスピリチュアリズムと、その後のスピリチュアリズムです。初期のスピリチュアリズムは、古いスピリチュアリズムと言えます。その後のスピリチュアリズムは、新しいスピリチュアリズムです。スピリチュアリズムの初期、すなわち古いスピリチュアリズムでは、霊界は様々な心霊現象を演出しました。そしてその心霊現象を、当時の科学者に検証させるという、心霊研究が盛んに行われました。この心霊研究によって、霊魂説の正当性が証明されたのです。霊界側は霊魂説を証明をさせた上で、スピリチュアリズムを次の段階へと移行させていきました。心霊現象と心霊研究を中心としたスピリチュアリズムから、霊界通信を通して、霊的真理や霊的教えを中心とするスピリチュアリズムへと発展させていったのです。

(3)『シルバーバーチの霊訓』の登場
新しいスピリチュアリズムでは、多くの霊界通信が地上にもたらされましたが、その中で一番中心・一番重要な霊界通信は、1920年代から始まった『シルバーバーチの霊訓』です。1848年から開始されたスピリチュアリズム運動は、『シルバーバーチの霊訓』という最高の霊界通信を地上に降ろすことで第二段階へと移行していきます。『シルバーバーチの霊訓』はイエスが地上再臨を果たすために、どうしても必要な霊界通信でした。

(4)地上再臨の受け皿・足場となる、スピリチュアリスト・サークルづくり ーーー 「イエス地上再臨」のための最後の準備
イエスが地上に再臨する際には、イエスの弟子として、イエスと一体となって働く地上人が必要となります。皆さんもご存知のように、二千年前、イエスは12弟子を選び出し、弟子たちと共に伝道を進めていきました。それと同じように、イエスが地上に再臨した際には、イエスの使命達成のための足場として、イエスと共に歩む地上人、地上のスピリチュアリストのグループが不可欠です。イエスは2000年前の地上時代における12弟子の再現となる、スピリチュアリストのグループをつくることをことを決めたのです。

(5)イエスの導きの中で完成した「スピリチュアリズムの思想体系」ーーー イエス地上再臨のために不可欠な『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化
実はイエスの再臨の受け皿となるためには、もう一つ重要な条件があったのです。それが『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化ということです。これがイエスの再臨の受け皿となるための最後の条件でした。皆さんもご存知のように『シルバーバーチの霊訓』は膨大な量に及びます。イエスは膨大な『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解するためには、『シルバーバーチの霊訓』の内容を整理し、体系化することが不可欠であると考えていました。『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化が成功すれば、イエスが再臨した時の伝道体制が整うことになります。イエスは普及会に『シルバーバーチの霊訓』の内容の整理と、思想体系化の役目を与えました。『シルバーバーチの霊訓』の思想体系化は、霊界側から一方的に指示をして、つくりあげていくというものではありません。地上人自らが『シルバーバーチの霊訓』を理解し、実践し、霊的成長をするというプロセスを踏んだ上で、思想の体系化をしていかなければなりません。イエスは普及会の背後から働きかけ、普及会が自発的に責任を果たす、そうした方向へと導いていったのです。そのようなイエスの導きは40年に及びイエスが認めるスピリチュアリズムの思想体系が完成しました。

イエスの地上再臨によって莫大な霊力が地上に注がれるようになりました。これから霊界の働きかけは一気に加速し、スピリチュアリズムは大きく進展していくことになります。最後に今後のスピリチュアリズムの展開について見ていきます。

再臨を果たしたイエスは、今後の人類救済計画を『シルバーバーチの霊訓』と思想体系の二本立てで進めていく、ということを明らかにしています。『シルバーバーチの霊訓』だけでは、地上人は霊的真理を正しく理解することができず、救いを得ることができません。『シルバーバーチの霊訓』と思想体系をセットにして進めていくことが重要なのです。『シルバーバーチの霊訓』は、イエスが人類の救いにとって必要なもの、不可欠なものと判断した霊的真理・霊的知識を、シルバーバーチという通信霊を通して地上にもたらしたものです。イエスの教えである『シルバーバーチの霊訓』は、やがて人類共通の真のバイブルとなってきます。その時にスピリチュアリズムの思想体系は、『シルバーバーチの霊訓』を正しく理解し、実践するための手引書・参考書になるのです。イエスは『シルバーバーチの霊訓』と思想体系の2つをセットにして進めていくことの重要性を述べています。

「この思想体系がなければ、人類は『シルバーバーチの霊訓』があっても、宝の持ち腐れであろう。当時のホームサークル(*英国での交霊会)に出ていたスピリチュアリスト、『シルバーバーチの霊訓』を編集したスピリチュアリストでさえ、高い理解ができていたかと言えば、そうではなかったのだ。(中略)

思想体系の威力は、これから計り知れないくらい広範囲にわたって波及していくことになる。この思想体系はイエスの思想であり、『シルバーバーチの霊訓』というバイブルを地上人がいかに実践し、霊的成長して、魂の救いを得るかという救いの書である。『シルバーバーチの霊訓』+思想体系のセットで世界に打ち出す。これが、この先二千年の地球と地球人類の運命を決するのである」(イエスからの通信 2022.10.07)

イエスはさらに次のように述べています。

「私は、『シルバーバーチの霊訓』、つまり、神の承認を得た真理を広めるのと同時に、その信仰実践の見本を世に示したいと強く願っている。これがセットでなければ、人類救済は達成できないからだ」(イエスからの通信 2021.09.22)

イエスは、これからのスピリチュアリズムについて、『シルバーバーチの霊訓』とスピリチュアリズムの思想体系をセットにして世に広めていくと言っています。そして同時に、人々に霊的真理に基づく、その信仰実践の見本を示していくことの重要性を述べているのです。

正しい信仰実践の見本を示すことは、短期間でできることではありません。神のため、イエスの願いの実現のために全てを捧げて歩んで参ります。と、祈りながら1日1日を積み上げていくことでしか信仰を深めていく道はありません。

人類救済は『シルバーバーチの霊訓』と思想体系、そして先を歩むスピリチュアリストが信仰実践の手本を示していく、こうしたことで達成されていきます。このことを、しっかりと心に刻み、真理普及の最前線を歩んでいきましょう。イエスは「我々はもう後戻りはしない。前進あるのみだ」と何度も言っています。私たちもイエスにつき従い前進あるのみです。私たちの未熟さも、そして足りなさもイエスはすべてご存知です。その上で真っ先に、私たちを道具として使ってくださっているのです。地上世界に、真のスピリチュアリズムを根付かせるために、心をひとつとして歩んで行きましょう。イエスの地上再臨によて始まった霊的新時代の道を、霊界の方々と共に切り開いていきましょう。

参考
スピリチュアリズム・インフォメーション No.47

参加者の感想

★道具意識、犠牲精神については認識、実践とも未熟で試行錯誤の連続でして、これからも少しづつではありますが、みなさんと深めてまいりたいと思うしだいであります。難しいです。イエス様に関しましては、ありがたい事です。関われる事光栄に思います。

★初めて読書会に参加してみると、自分一人で本の好みの部分を拾い読みしているのとは違い、じっくり学ぶことが出来ると思いました。これから霊的人生についてどの様に実践して行くのか、未だ十分に理解できていませんが、少しづつでも前に向かって行こうと思いました。

★今月から新しい同志が参加されました。広島読書会もイエスの地上再臨によるスピリチュアリズムの加速化の影響がでてきているのを実感しました。先に参加した者として手本となれるよう精進せねばなりません。
今回はインフォメーションNo.47の学習でした。主催者の方から事前に読んでおくように連絡があり事前学習をしてきましたが、1人でザッと目を通すだけより、やはり読書会で学習した方が理解が深まります。超高級霊界へ戻ったイエスが大変な時間と苦労をかけて計画・準備し実行してきたかを知り、その視野の広さもさることながら、とてつもない忍耐力に驚きました。そしてイエスもハラハラしながら地上人を見てきて下さったと知り、とても人間らしい一面に、イエスをまたひとつ、身近に感じました。己の未熟さを自覚していますが、イエスに導かれた1人としてこれからも真理を学び忠実に実践していくべく、努力をつづけて参ります。

2023年6月 【学習内容】
​救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象

(4)霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス

2021年にイエスが地上再臨しました。
霊的新時代の始まりです。どこの宗教も神やイエスの化身などを語っています。真のスピリチュアリズムと既存の宗教の違いの一つは、信仰実践にあります。霊的真理を受け入れた者は、真理を正しく理解し、日々の生活の中で真理を正しく実践していかなければなりません。そこで今月は「正しい理解」「正しい実践」とは何かについて理解を深めていきました。

霊界からもたらされた真理を本物と感じ、それを受け入れ、自分の人生の指針にしようと決心した時に、霊的新生・魂の新生がなされ、新しい人生を歩み始めることになります。しかし、霊的真理を、人生の指針とするためには、まずそれを正しく理解することが必要です。そして、理解した真理を正しく実践しなければ救いを得ることはできません。霊的真理を正しく理解し、正しく実践するということは、真理の上に実践を積み上げる生き方といえます。真理の上に、実践を積み上げる生き方、それが、スピリチュアリストとしての正し生き方であり霊的人生です。言い換えれば、霊的真理に忠実な生き方、正しい信仰実践、ということになります。そうした歩みを続けていく中で、霊的成長という最高の霊的宝を手にすることができるようになるのです。霊的成長こそが、スピリチュアリズムによって得られる真の救いです。

霊的真理の正しい理解・正しい実践というプロセスを踏むことによって、神と摂理に対する絶対信頼を持つことができるようになります。神と神の造られた摂理に全幅の信頼を寄せることによって、真理だけでは理解が及ばない問題も、乗り越えていくことができるようになります。神と摂理への絶対信頼それが正しい信仰心です。霊的真理を、人生の指針として受け入れた者は、真理の正しい理解に努めなければなりません。正しい理解のうえで実践に移っていくということです。真理の実践を重ねる中で、真理の理解もより一層深まっていきます。霊的真理を知的に理解するだけでなく、実践を通して体得することができるようになるのです。霊的真理が自分の血となり肉となる、ということです。そうした歩みを重ねる中で、神と神の摂理に対する絶対信頼を持つことができるようになります。そして、地上人生で遭遇するさまざまな問題を、真理に従って乗り越えていくことができるようになるのです。これがスピリチュアリストとしての正しい生き方であり、霊的人生です。こうした真理の上に実践を積み上げる歩みを継続していくことによって、霊的成長という真の救いを手にすることができるようになるのです。

霊的真理を正しく理解するということは、2つの内容を意味しています。
1つは、霊的真理の全体を正しく把握するということです。霊的真理の体系的理解です。真理の全体像を理解する。骨組みとなる重要ポイントを正しく理解し、それらを関連付けて把握するということです。もう1つの意味は、霊的人生を歩むために何を実践したらよいのかを真理の中から正しく把握するということです。実践の指針となる真理の理解(実践知の理解)ということです。 霊的成長は、霊的真理を理解しただけで得られるものではありません。実践して初めて、手にすることができるものです。スピリチュアリストとしての人生、霊的人生を歩むためには、何を実践すべきかということを明確に理解しなければなりません。

スピリチュアリズムには3つのレベルがあるということを、しっかりと押さえておきましょう。1.現象レベルのスピリチュアリズム、2.知識・思想レベルのスピリチュアリズム、3.実践・信仰レベルのスピリチュアリズムの3つです。実践・信仰レベルのスピリチュアリズム、これが、ハイレベル・スピリチュアリズムということです。スピリチュアリズムに3段階あるということは、スピリチュアリストにも3段階あるということです。残念ながら、現時点では多くのスピリチュアリストが、現象レベルや知識・思想レベルに止まっています。現象レベルのスピリチュアリズムを表すキーワードは、心霊現象・心霊研究・不思議なものへの好奇心です。知識・思想レベルのスピリチュアリズムのキーワードは、霊的知識・霊的思想への知的好奇心(知識欲)ということです。実践・信仰レベルのスピリチュアリズムのキーワードは、信仰実践・霊的向上心・霊的成長ということです。スピリチュアリズムは実践レベル・信仰レベルにまで至らなければ意味がありません。霊界の人々が苦労して霊的真理を地上に降ろしてくれたのは、地上人に霊的成長という、真の救いをもたらすためです。霊的真理を知ったからといって、それを、実践に移さないなら、霊的成長は得られません。実践レベル・信仰レベルのスピリチュアリストであって初めて、霊的成長という本当の宝を得て、真の救いに至ることができるようになるのです。

スピリチュアリストは、霊的真理を理解するだけでなく、真理を実践していかなければなりませんが、そのためには具体的な実践内容を明確に理解することが必要です。実践的な知識・実践知を持つことが真理の実践につながっていきます。何を実践すべきかという内容を、正しく理解した人だけが、正しい実践へと歩みを進めていくことができるのです。では、私たち地上人が、霊的成長をなすためには、何を実践したらよいのか具体的に見ていきましょう。

霊的成長のための実践内容は、大きく4つに分けられます。1つ目は、霊主肉従の努力です。ものの見方・考え方・行動のすべてを霊中心にするということです。霊主肉従の努力は、霊的成長の大前提となる実践です。2つ目と3つ目は、利他愛の実践です。利他愛の実践には2種類あります。1つは、周りの人々や動植物への愛の実践です。日常生活の中で触れ合う人々を、正しく愛すること、また、人間だけでなく、動植物に対しても愛を注ぐということです。もう1つの利他愛の実践は、霊的真理の伝道です。伝道は全人類に対する利他愛の実践であり、スピリチュアリストだけができる特別な実践です。スピリチュアリストは、時期のきた人に真理を伝えることによって、その人が魂の救いを得る手助けをすることができます。霊的真理の伝道は、最高次元の利他愛の実践といえます。そして、霊的成長のための4つ目の実践内容は、苦しみへの正しい対処(苦しみの甘受)です。地上人生では必ず、苦しみや困難に遭遇します。苦しみや困難は、カルマを清算し霊的成長をなすための不可欠な要素です。スピリチュアリストは、苦しみを霊的視野からながめ、霊的成長のチャンスとして受け止め、乗り越えていくことが必要です。こうした4つの実践を継続していく中で、霊中心主義と利他主義が自分のものになっていきます。そして霊的成長という真の救いを手にすることができるようになるのです。更にもう1つ霊的成長の助けとなる重要な実践があります。 それは祈りです。祈りがストレートに霊的成長に結びつくわけではありませんが、私たちが霊的人生を歩む上で祈りは、大きな助けとなります。祈りによって霊的エネルギーを取り入れることで、心を高めて力強く歩んで行くことができるようになります。霊的真理の正しい実践を通して、物質中心主義と、利己主義を拭い去り、霊中心主義と利他主義を確立することができるようになります。それによって、地上人生の目的である霊的成長を達成し、真の救いに至ることができるのです。個人レベルでの、救いの実現ということです。

参考
スピリチュアリズムの思想[Ⅲ] ―― “ 霊的人生論 ”

参加者の感想

“ 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 ” を学びました。イエス主導のスピリチュアリズムによって、魂が目覚めた者は、この宇宙の本質・摂理を知るという、地上のあらゆる宝にも優る恩恵を得ますが、同時に真理を正しく理解し、実践し、霊的成長していくという大きな責任が生じます。イエスの地上再臨が果たされた今、さらにその責任が増していて、より一層実践の努力が求められます。
「霊主肉従」「利他愛の実践」「苦しみへの正しい対処」「祈り」。なかでも今回は「祈り」の重要性と効用をより深く学べました。知ったからには実践しなければなりません。自分の日々の生活、発言、考えを見直し、少しずつ霊的真理に一致できるように努めて参ります。ありがとうございました。

2023年5月 【学習内容】
​ 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象

(3)霊的真理を地上に降ろすまでのプロセスについて学習しました。

霊界側が地上に霊的真理をもたらすについては、周到な準備がなされました。いきなり霊的真理を降ろしたわけではありません。いくつかの段階を踏んで、ようやく地上に真理を降ろすことができたのです。霊的真理が地上にもたらされた背景には 、霊界側の綿密な計画と準備、そして決して諦めることのない根気強い働きかけがありました。

【心霊現象】
霊界の人々は、地上にいきなり霊的真理を降ろしても、地上人はそれを受け入れることはできない、ということが分かっていました。そこで、地上に霊的真理をもたらすための準備として、まず心霊現象を演出しました。

【霊魂説の証明】
霊界の人々が、心霊現象を演出したのには、明確な目的がありました。それは、霊の存在・霊魂の存在を明らかにすることです。霊魂説を証明することが、心霊現象を演出した目的だったのです。

霊魂説とは、具体的にいうと3つの内容を含んでいます。一つは、人間は死後も、霊として存続する、ということです。人間は死によって全てが終わるのではなく、死後もそのまま生き続ける、ということです。そして、霊の住む死後の世界(霊界)が存在する、ということです。さらに、霊界にいる霊は地上に向けて、働きかけることができる、ということです。霊魂説の証明は、次のステップである霊界通信の準備となっています。

【霊界通信】
霊界通信とは、霊界から地上にメッセージを送るという、心霊現象・霊媒現象のことです。一口に霊界通信といっても、そのレベルはさまざまです。通信を送ってくる霊が高級霊の場合もあれば低級霊の場合もあります。また、地上で通信を受け取る霊媒の霊性や人間性、霊能力などそれぞれ異なります。こうした、いくつもの要素が絡み合う中で霊界通信のレベルが決定することになるのです。

【霊的真理・霊的知識】
霊界から送られてきた膨大なメッセージを検証し、その中から特に優れたものを選別することが必要となってきます。厳しい検証を経て選別された霊的真理・霊的知識によって、人類に新しい霊的思想が示されることになります。霊的思想というのは、 地上人類の霊的進化にとって欠くことのできない思想のことです。霊的観点からの思想すなわち、霊界人の視点から見た死生観や人生観、世界観、価値観といったものです。これまでとは異なる高次元の霊的思想を受け入れることによって、人類は霊的無知を克服することができるようになります。考え方が180度転換し、霊を中心とした新しい生き方に目覚めるようになります。魂の新生(魂の革命)が引き起こされるのです。

『シルバーバーチの霊訓』によってもたらされた、霊的真理・霊的知識は、地球人類が霊的無知を克服し霊的知に至るための真理・知識です。地球人類はシルバーバーチによって示された、霊的真理・霊的知識によって、霊的無知から解放され魂の新生をなし、霊的成長の道を歩み始めることができるようになります。高級霊界からもたらされた、最高次元の霊界通信『シルバーバーチの霊訓』によって、地球上に人類史上最大の魂の革命が引き起こされることになるのです。
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参考
霊界通信とは
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救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像YouTube
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参加者の感想

“スピリチュアリズム” とはという内容で、霊界がいかに苦労して、地上に霊的真理、なかでも真のバイブルといえる『シルバーバーチの霊訓』をもたらしたかを学び直しました。イエスをはじめ、高級霊の方々から見れば、地上人の霊性は本当に低く、それに合わせて霊的真理をおろす計画や準備を整えるのは、本当に大変かつ非常に忍耐の要ることだったと思います。
本日読書会が始まる前に、地上ならではの苦しみにどう対処すべきか、霊的真理を踏まえて相談させていただきましたが、その苦しみがかすむ位、大変な思いをして、霊界の方々は、霊的真理をおろしてくれたのです。あとは 私たちが正しく理解し、忠実に実践しなくてはなりません。霊界の方々の思いに応えられるよう 励んでいこうと改めて思いました。

4月の学習内容は、講義練習・発表の意義について、大阪スピリチュアリズム・サークル「シルバーバーチ読書会」の記事を引用・輪読しながら学習を進めました。「自分流にはやらない」「(ビデオを手本に)忠実に語る」「謙虚さ」「自分を打ち砕く(自分の殻を破る)」「2つの全体像を語れるようにする(「救済の観点」と「宗教の観点」から)」など、これらのキーワードについて理解を深めました。

会の後半は、救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象について、(1)スピリチュアリズム運動とは、(2)スピリチュアリズムによる地球人類救済計画の全体像を学習しました。

救済の観点からの学習は、何年も前から繰り返し学んできてはいますが、毎回新たな気づきがあり、その内容の奥深さを今回も感じました。普及会のビデオを「繰り返し見る」「じっくり見る」「深く見る」こうしたインプットをして、「忠実に語る」練習をする、実際に人前で語る(アウトプットする)ことで、自分と相手の理解が深まります。

霊的真理の「全体を正しく把握する」こと、霊的真理が示す「実践内容を正しく把握する」こと、この2つが霊的真理の『正しい理解』ということです。この2つができた時、初めて「真理を正しく理解した」といえるのです。

霊的真理は奥が深い!だからこそ学ぶたびに新たな気づきがあります。永遠の霊的成長の道に終わりはありません。生涯学び続け、霊魂として永遠に生き続ける。

『霊的成長』これが真の目的です。

参加者の感想

本日の読書会では、大阪と名古屋の読書会のHPからの引用を読ませていただきました。アウトプットの大切さを書かれていて、講義について「そっくりそのまま忠実に語る」=「信仰実践」と断言されていました。そこで思い出したことがあります。物事を学ぶときの心構えの方法に「守・破・離」というものがあります。師から学んだものを、そのままその通りに「守り」、次第にその師の方法を「破り」、師の方法から「離れ」、自分のやり方を確立していく、という方法です。
霊的真理にもこの方法が当てはまります。ただし、「破」と「離」以外は。霊的真理は ひたすら「守」「守」「守」と忠実に愚直に続けていくのだな、と納得しました。それだけ普及会の方が示された講義内容や思想体系が完璧であるということだと思います。

3月の学習内容は、①スピリチュアリズムの全体像(救済・宗教の観点)の輪読、②スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹(幹の部分について)、③読書会参加者の講義発表(宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体象)30分、④インフォメーションNo.47の輪読を行いました。

学習を通して改めて、『シルバーバーチの霊訓』と思想体系がセットでなければならないことを強く感じていただけたものと思います。この思想体系がイエスの導きのもとスピリチュアリズム普及会の手で整理し体系化され、人類が確実に霊的成長の道を歩めるよう、何を実践すればよいのかがわかりやすく示された後、イエスは地上再臨しました。

1.霊界における大霊団の形成、2.スピリチュアリズム運動の展開、3.『シルバーバーチの霊訓』の登場、4.地上再臨の受け皿・足場となる、スピリチュアリスト・サークルづくり「イエス地上再臨」のための最後の準備、5.イエスの導きの中で完成した「スピリチュアリズムの思想体系」のプロセスを経てイエスが地上再臨した今、もう一つ必要なものがあります。それは、日常生活(現場 = 読書会)で真理を正しく語り忠実に普及していく人間です。

霊界からスピリチュアリズム普及会に降ろされた霊的真理を、正しく理解し忠実に実践する人。普及会に今も毎日のように高級霊界から送られてくる地球人類救済のための真理。この主流・本流・源流を受け継ぎ、真理普及の拠点となる読書会を築いていかなければなりません。人々を根底から救う読書会。霊界と地上界がタイアップしてやっていく読書会。霊界人と地上のスピリチュアリストが一体となってやっていく読書会。これを目指して総合的な力とバランスを備えたスピリチュアリストとなれるよう、霊界の人々と共にあることを忘れないように、真理普及の最前線に立って走り抜いていきましょう。

苦労はあっても、生きがいと喜びに満ちたベストの道が開かれます。

参加者の感想

読書会の前半は輪読と講義、後半は発表(30分間)でした。発表をとても緊張しました。事前に準備・練習をして臨みましたが、いざ言葉に出す(発表直前に、主催者から人に伝わるように「大きな声で」「霊力を届けるように」と言われました)というのは、かなりパワーの要ることでした。発表を終えたあと少し疲労を感じましたが、同時に達成感もありました。
スピリチュアリズム普及会の方にもイエスからかなり多くの働きかけがあるとうかがいました。今回の読書会でもイエスの言葉を教えて頂き、身がひきしまる思いです。これからもっともっと真剣に忠実に取り組んでいかねばならないと感じています。

2023年1月 読書会

参加者の感想

今回は入門書(スピリチュアリズム入門)の輪読が主でした。交互に読んでいるうちに集中してしまい、気づくとかなり時間が経っていました。1人だとなかなか声に出して読まないので、良い体験となりました。
​
また、イエスからのお言葉として、“ 今後も痛みを伴う様々なことがおこるが、霊界の総力をあげてスピリチュアリズムの足場となる日本を守るので、真理普及に努めるように ” とあったとうかがいました。霊的なことだけでなく、地上世界で生じている・生じるであろう事柄も見据えた上で、私たちを鼓舞して下さっていることを感じました。真のスピリチュアリストとして、今年も取り組んでいこうと思います。

2022年12月 読書会

参加者の感想

本日は前回及び前々回の復習がメインでした。その一環で、“ 真のスピリチュアリストとしての3つの条件はなんですか?” と質問されたとき、100%完璧な答えが出ませんでした。まだまだ自身の学習が不足していると感じましたので、次は完璧に答えられるようにしたいです。
読書会で使用されている図や資料は、スピリチュアリズム普及会の方々が考え抜いたもの(霊界から降ろされたもの)で統一されているとうかがいました。つまり、イエスの教えを忠実に学べるということで、それは非常に貴重でありがたい機会を得ていると思いました。霊的真理を学びはじめた2年くらいまで、私は自分なりの解釈でイラスト化したり文章をつくってみたりしましたが、いつの間にか自己流の解釈や真理から外れた方向に流れていってしまい、中止しました。忠実に図や資料をつくるには忠実に正しく理解していないと不可能です。読書会に参加し、学べていることに感謝いたします。

2022年11月 スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹_思想の枠組み(幹・大枝・小枝)_抜粋動画

参加者の感想

前回の読書会で学んだ学習方法(霊的真理の効果的学習法)を活かし、私なりに工夫して実践し、本日の読書会に臨みました。暗記も必要と分かり「学校の勉強と一緒」とわかり自習を進めたところ(教材は読書会の資料)、非常に理解がすすみました。
​
さらに、今回は“スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹”という木のイラストも提示して頂き、より全体像と重要ポイント同士の関連性が理解できました。自分一人の独学では、ここまでわかりやすくイラスト化、体系化できなかっただろうし、仮にできたとしても かなりの労力と時間がかかっただろうと思います。スピリチュアリズム普及会の方々の努力と献身に感謝します。
今後も正しく理解し 実践し、伝えられるよう努めていきます。

2022年10月 霊的真理の効果的学習法_抜粋動画

参加者の感想

日常生活を送っていると、日々の雑事や仕事に追われ、霊的真理の学習・実践が等閑になってしまいやすいでます。平日はもちろん、休日も自分や家族で気づくと夕方ということがよくあります。本日、会場へ向かうバスの中で1日のタイムスケジュールを書き出してみると、霊的真理の学習は平日は1〜2時間、休日は2〜3時間と、地上的なことに時間の大半を費やしていました。単純な時間量で比べるわけではありませんが、もう少し力を入れたいです。本日の読書会では “ 効果的学習法 ” を学びましたので、これを参考に自分の学習法と学習内容を見直していきます。

2022年9月 「神観」<2>_抜粋動画

参加者の感想

読書会の最初と最後に、短時間の輪読を挟んでくださり、より集中して取り組めました。ありがとうございました。
今回の「神観」について、イラスト(図解)も取り入れて下さっていて、大変わかりやすく、又、記憶にも残りやすいと感じました。また カラーでもあり、さらにわかりやすかったです。祈りをするときのイメージがよりハッキリとできそうです。
こうしてみると、神の御姿は見えないけれど、常に私たち人間の一人ひとりを見守ってくださり、霊的成長を願っているのだな、と学ぶことができました。神の御心にそうよう、努めねばなりません。

2022年7月 「神観」<1>_抜粋動画

参加者の感想

先月の学習(「祈り」)以降、祈りを意識して実践しました。そして、いくつか気づいたことがあります。
一つは、祈りの対象、つまり神のイメージが自分の中であやふやだったことです。祈りの際、神をどうイメージするかも重要だと学びました。しかし、「大霊さま」と呼びかけるものの、ハッキリとイメージできないまま祈っていると気づきました。神は、あらゆるものの " 創造主 " であり、霊で繋がる " 大霊 " であり、地上界も霊界もあらゆるものを包み " 愛 " してくれている存在。今回このように学びましたが、私にはまだまだ理解が及ばず、神のイメージはぼんやりとしています。
もう一つ、気づいたことがあります。私が苦手な人、私の悪口を言っていた人、自分勝手に振る舞う人のためには、数秒間祈ることさえも、かなりの我慢と苦痛を強いられることです。大霊の分霊である私たちは、神からいただいた愛( ” 親子愛 ” )を、全ての人間同士の愛( ” 人類愛 ” )へと拡げていかないといけない、お互いに愛し合わなければいけない。そう示されましたが、これは本当に難しいことなのですね・・・。利他愛の実践には、まず霊主肉従という欲望抑制が必須であること、祈りも苦しみの甘受も必要であること。この意味を今まざまざと感じています。
霊的真理を知った者の一人として、不完全ながらも実践を続け、少しでも理解を深めれるよう努力しています。

2022年6月 「祈り」の実践_抜粋動画

参加者の感想

ここしばらく、朝・晩と通勤時(電車内)の祈りが疎かになっており、つい数日前から祈りを再開しました。本日、丁度 祈りに関する学習でしたので、改めて学び直しができました。祈りが霊的真理を実践する上での強力なサポートになり、霊的エネルギーを取り入れる手段であること、神の意思・神の摂理と調和することを改めて学びました。又、祈りの内容についても神の摂理と一致したものとし、必ず実行の努力をしなければならないことを思い出せました。祈りが神聖なものであり、日々の積み重ねであるので、今回学んだことを、今晩から実行に移したいと思います。努力していきます。

2022年5月 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象(3)(4)(5)_抜粋動画

参加者の感想

霊的真理を受けとった者の責任として、知識を実践して学んでいかねばなりません。真理で示された実践内容(①霊主肉従、②利他愛(周りの人々や動植物への愛)、③利他愛(伝道)、④苦しみの甘受、⑤祈り)は単純ですが、実践してみると実に難しいです。何回もくじけそうになり、嫌になることもありますが、その度に「シルバーバーチの霊訓」をよみ、読書会の主催者に相談して何とか逃げず闘っています。今後もシルバーバーチの霊訓をよみ返し実践をつづけ、霊界の方々のよき道具となれるよう、励んでいこうと思います。

2022年4月 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体象(1)(2)_抜粋動画

参加者の感想

今回は「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」についての学習でした。後半に、このテーマについてまとめたものを発表する宿題があったため、予め動画や教材で学んでいたこともあり、スッと頭の中に入ってきました。今の地球では、戦争がおこり大変な事態になっていますが、その根本原因は「霊的無知」にあり、決して何の原因もなくおこっているわけではありません。全て摂理に従っていることです。なので、私たちがすべきことも示されています。「霊的無知」を「霊的知」に変える努力。そして真理を実践しつづける努力です。それを改めて学びました。

2022年3月 スピリチュアリズムインフォメーション_No.41_イエスの地上再臨_抜粋動画

参加者の感想

インフォメーションNo.41を中心に学習しました。
スピリチュアリズム運動の全体像を時系列とあわせて記して下さったイラスト(図式)が非常にわかりやすく、見やすかったです。こうして全体的に見ても、イエスと高級霊たちは大半を、地上への展開や幽界・地上の再臨の準備に費やしてきたのだと、驚きます。同時に、それ程の時間をかけ実現した “ イエスの地上再臨 ” を知れる今この時、この状況に居合わせたことに感激しています。目に見えない存在の導きに感謝を、そしてスピリチュアリストとしての責任を感じています。

2022年1月 死の直後の様子 抜粋動画 まん防のためオンライン

参加者の感想

コロナウィルス(オミクロン株)拡大による広島でのマンボウ発動の余波をうけ、今月はオンラインとなりました。
さて、今年初めての読書会は『死の直後の様子』、つまり「死→死の眠り→死の眠りからの目覚め(幽界入り)」という流れを学習しました。
今回はいつもよりさらに理解ができました。というのも、実は、ちょうど死に関わる経験をしたばかりだったからです。

正月明け、高齢者の集まる施設で勤務中、食後に誤嚥した高齢者を、たまたま発見し、介抱から救急車への付き添いまで、対応することになりました。結局、その方は搬送先で医学的処置を受けましたが、翌朝亡くなりました。
霊的真理を知らなかった頃は、"自分の対応が悪かったのかも" "もっと早く救急車を呼んだら死ななかったのかも"と、ひどく落ち込んでいたかもしれません。が、今は、自然の理として死を受け止めて、大霊と霊界の方に「○○さんがそちらに行きました。どうかスムーズに幽界に入れるよう援助をお願いします」と祈ることができました。

すべての出来事に偶然はないのですから、あの時あの場所でこのような体験をしたのも霊界の導きでしょう。これからも起こる地上の出来事に正しく対処し成長するために、霊的真理をもっと理解し、もっと実践していかないといけない。気持ちを新たにスタートをきれました。

2021年12月 死生観(2)。インフォメーションNo.39 抜粋資料動画(音声無し)

参加者の感想

死生観の(2)ということで、死についての問題や慣習(葬式、墓)ついての考え方を学びました。この地上では色々な死があり 行事があるけれど、最も大切なのは、やはり “ 霊的知 ” なのだとわかりました。
大霊から授かった生命を、人間の思い通りに扱おうとしたり、物的身体をロボットの部品のごとく取りかえようとしたり、また、葬式の形式や墓にこだわったりなどは、人間の肉体的・本能的欲望に翻弄されたまさしく “ 肉主霊従 ” 状態だと感じました。このように理解ができたのも霊訓を読み 読書会に参加しているからだと思います。恵まれている、と思うと同時に、真理を知った者の一人としての責任・使命も感じ身のひきしまる思いもしています。


2021年11月 読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

死は誰もが避けられない宿命です。今回は死生観がテーマでした。今この地上での死への考え方は「怖い」「避けたい」「考えたくない」というマイナスのものです。太古の昔には不老不死の霊薬を求めた人もいた程です。けれど、スピリチュアリズムでは、死を「恐れる必要はない」「喜び・希望・ご褒美」と考えます。自分の身近な人が亡くなったとき、このように考えられるかといえばどうしても悲しみ嘆いてしまいます。しかし、霊肉の闘いを通して肉体に宿る欲望の強さ・醜さに直面したとき、霊だけの清らかさを得られる死が、本当に「喜び・希望・ご褒美」であるというのを実感しました。いつか私も死を迎えます。それまでのこの短い地上人生を、意義あるものにできるよう努力していかねばならない。そう感じました。

2021年10月 オンライン読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

コロナが収まりつつありますが高齢者施設で勤務する私のためにオンラインでの開催にしてくださり有難うございました。
資料についても、私に合わせて引用を追加して下さったり「利他愛実践」の具体例を挙げて下さったり、・・・・・愛を感じました。

本日は霊的成長を達成するために行う3つのことについて学びました。
たった3つの内容なのですが非常に奥が深い。私はまだほんの入り口辺りをウロウロしていて、まだまだやらねばならないことがいっぱいです。

​ところで、私は通勤時間を活用し毎日『シルバーバーチの霊訓』や『ニューズレター』を読んでいます。たった30~40分程度ですがなんとか習慣化できています。が、むちゃくちゃ心に響いた日があれば文章の上を目が滑っているだけの日があります。
本日の読書会で「苦しみにより霊的覚醒が促される」と学び、そういうことかと理解しました。
そして「苦しみが過ぎ去ってしまうと肉主霊従に戻りやすくなる」についても、なるほど!と納得しました。

思い返してみれば、むちゃくちゃ心に響いたときは職場でトラブル(苦しみ)があったときでした。
トラブルがあった日、帰りの電車で『シルバーバーチの霊訓』を読み自分の言動を心底反省し「霊優位で生活しよう、質素に、肉体的欲望に負けず頑張ろう」と決意し手帳にも記入しました。しかし1週間も経てばその決意をスッカリ忘れ、霊優位に生活するはずが物欲に負けて不要なカバンを衝動買いしたり、職場の不満、将来への不安や取り越し苦労を愚痴ってしまったり・・・。本当に似たような失敗を繰り返してばかりで成長していない、情けない。

本日の読書会で「地上は失敗が当たり前の一時の訓練場。失敗を繰り返しながら霊的成長していく」と改めて認識できましたので、こんな情けなくて未熟な自分を受け入れ挫けずに霊的真理を続けていきます。今回も霊的エネルギーを頂きました!


2021年9月 オンライン読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

8月は読書会がお休みでしたので約2カ月ぶりの開催となりました。
この間に就職&引っ越しをし、私の環境が大きく変わりました。ただ霊的真理だけは絶対に続けなければと、通勤時間を利用してほぼ毎日祈り霊訓を読み続けました。ところが、物的生活に追われるうち、いつの間にか実践が甘くなり内省も疎かになってしまいました。
今回ネット越しとはいえ同志の方とお会いできたことで、もう一度頑張らないといけないと思えました。
このように奮起する機会があるのは、なんと有難いことでしょうか。
これからも霊的成長に向かい、ゆっくりであっても決して足は止めないで頑張っていきます!たとえ亀以下の歩みであったとしても!!


2021年7月 読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

読書会を終えて、霊的真理に出会う以前の私を思い出しました。かつての私は、仕事中心の生活で、休みの日は街へ出て買いものや食事、カフェを楽しんでいました。お金もそれなりにあったし、休みもしっかりあって、体も元気で。とても充実しているはずなのに、心のどこかがポッカリ穴があいていて、虚しさをかかえていました。好きなものを買ってみても、豪華な食事をしてみても、旅行にいってみても、満足するのはその時だけでした。まさしく、物質中心主義・利己主義に陥っていたのです。霊的真理に出会い、“ 霊的知 ”となったから、このことが理解できました。大半の地上人は今なお “ 霊的無知 ” の状態にいます。少しでも はやく 彼らに時期がきて、霊的真理を受けとってほしいと願います。

2021年6月 読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

今回は数ヶ月ぶりの会場開催でした。
「人間観」の続きで、人間の構成要素について学習しました。私たち地上人は、朝おきて寝るまでの日々の生活の中で、自分が霊的存在であると意識する時間はあまりないです。しかし、人間は霊と肉の二重の存在であり、人間が考えたり感じたりできるのは霊的存在だからです。そして それは肉体が死んだ後も永遠に残るのだということを学びました。私もこの地上で生活をしていて、諸々の問題が生じ、悩み、アレコレ妄想したりしているうちに、ふわりと不安や恐怖におそわれることがあります。霊的真理を知るまでは、その不安が「自分の心」だと思い、見ないフリをしたり逃げたりしていました。が、今は不安は「肉の心」からおこるモノであって「自分」ではなく肉体に属するモノだと理解しています。「霊の心」でコントロールすべきものです。
とはいえ、実際はまだまだコントロールできず、振り回わされていますが、このことを学べたことは 大きな財産の1つだと思います。時に 自分のあまりの未熟さに悔しかったりはがゆかったりしますが、少しでも成長できるよう努力していきます。

2021年5月 ​オンライン読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

(オンライン読書会)
毎回、読書会の前半で前回のおさらいをしてくださるので、真理をより深めることでができています。
今月は『人間観』ということで霊界人及び地上人の構成要素についてでした。一人で学習したときよりも深く正しく理解できました。独学では理解しきれていなかった『霊と魂、霊の心の違い』や『霊的成長の重要性』を知ることできました。また読書会中に、「地上での努力は肉体がなくなった後に住む霊界でも生き続ける」と聞いて、今までの自分が影ながらやってきたことは無駄ではなかったと涙が出そうでした。もっと霊的真理を深め、スピリチュアリズムに貢献したいと思います。


2021年4月 ​オンライン読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

(オンライン読書会)
​先月までとは観点を変え、今回の学習は「宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像」でした。
どちらもスピリチュアリズムに関する学習なので大きな枠組みは変わりません。しかし、霊界の宗教と比べて地上の宗教がなんと拙く利己的で有害であることか。両者はまさしく対極に位置しています。地上の宗教が自らの教えの綻びを煌びやかな包装紙で取り繕う一方、真の宗教とは素朴にみえて実に奥深い。
かくいう私もかつて地上の宗教に翻弄された1人であり、「教祖がいる」(いました)「祭壇や建物がある」(金ピカでした)「儀式がある」(巫女さんの衣装で奇声と榊をあげながら跳ねていましたよ!)、などなど学習中何度も過去を思い出しました。この思い出は私の失敗体験の1つですが、今とても参考になっています。加えて図や体験話も交えてくださって、大変わかりやすかったです。
私は地上世界で翻弄されつつも真っ先に真理を手にした1人です。この重大な責任を果たすべく、これからも霊的真理に励んでいきます。

2021年3月 ​読書会 抜粋資料動画(音声無し)解説図削除

参加者の感想

今回、久しぶりに広島会場での読書会となりました。やはりパソコン越しより、直接 会ったほうがより理解がすすむように思います。(互いのエネルギーの交流がなされているのかもしれません)
今回で真理の全体像の学習は終わりです。この4回分をふり返ってみると、これだけでもかなりの量になります。アレコレ本を読み まとめて書き出してみるという作業は、1人では本当に大変です。読書会に参加するまでは私も1人で机にかじりつき、延々と作業をしていましたが、すごく時間も労力も気力も要りました。今、広島で この読書会に参加し 効率よく、しかも正しい知識を学べることに感謝します。

2021年1月 ​オンライン読書会 抜粋資料動画(音声無し)

1月の読書会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い会場閉館のためテレビ会議システム(Zoom)を使用して実施しました。

参加者の感想

(オンライン読書会)
​スピリチュアリズムの地上での始動、フォックス家事件(1848年)。2021年の現在、170年以上昔のことです。ちなみに最も優れた霊界通信「シルバーバーチの霊訓」の霊媒バーバネルが亡くなってからは40年です。地上からみれば遠い昔、霊界からみれば瞬く間の時間なのでしょうね。

勝手な想像ですが、当時は霊魂や霊界について今以上に無知であり偏見もひどく、また急激な改革や文明開化を経験した人々は万能感に酔いしれていたかもしれません。所謂ひどい「肉主霊従」の状態だったはずです。だからクルックス博士やリシェ博士たちもスピリチュアリズムを信じられず非常に懐疑的かつ否定的だったのでしょう。これらの障害を全て超えて霊的真理を地上へ届けてくれた高級霊団の愛の強さ、忍耐には頭が下がる思いです。

そういった経緯を知れば、霊的真理を手にした私たちに大きな責務があるのは当然と理解できました。こんなに多大な犠牲を払ってくださった高級霊たちの思いに、私は応えたい。霊的真理を真剣に学ぶこと、学んだことをしっかり実践すること、霊的真理にしがみつき苦しみを乗り越えること、自分のことより霊を優先すること。文字で表すとすごく簡単に思えますね、けれど実際にやってみると本当に大変だしきつい。きついのですが、やらねばならないと知ったからには霊的成長への道を歩み続けよう。本日の読書会でまた一つ決意を固めることができました。

2020年12月 ​オンライン読書会 資料動画(音声無し)

12月の読書会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い会場閉館のためテレビ会議システム(Zoom)を使用して実施しました。

参加者の感想

(オンライン読書会について)空間を超えて情報や意見のやり取りができるというのは文明の利器ですね。

​地球は本当に地獄です。資料に載せてくださっていたように自殺者も多いし、利益追求や競争は当たり前、利己心の強い人が有利になる世の中だなあと思います。過去と比べると少しずつ浄化されてきたとはいえ、霊界からみるとまだまだドロドロの暗い世界なのでしょうね・・・

個人的なことになりますが、私は現在就職活動中です。先日書類や面接で、虚偽ではないのですがつい自分の有利になるような発言をしてしまいました。その後シルバーバーチの霊訓を読み返し、自分の中に利己心をみつけ愕然としたところです。霊的真理を学んでいる者として恥じ入るばかりです・・・。この地上で肉体をまとったまま霊的真理を実践することは非常に苦しくて難しい。今日の読書会で学んだように、この苦しみは有益なものであり自分の霊的成長になると信じます。大霊さまの前に正しくあれるよう仕切り直します!

また今年は鬼滅の刃という漫画が非常に流行りました。私も大好きです。というのも、興味深いことに霊的真理と合致する部分が多く(もちろん間違っている箇所もあります)、利己主義と利他主義、精神と心の正しいあり方、そして多くはありませんが霊魂についての表現もみられます。今の地球の霊性向上に役立つ内容であり、おそらく数年、数十年前の日本であればここまでヒットしなかっただろうなと思っています。このヒットの裏側にはもしかすると霊界の導きがあるのではないかと、こっそり感じます。


2020年11月 ​読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

『地上人は “ 救い ” の必要性を自覚できていない。』
私もそうでした。店頭に並んでいる啓発本や宗教的な本を購入したり、“ おかしい ” と思いつつも占いに惑わされかけたり、他人の言葉を信じたり・・・・。
霊的真理を学んでいる今、“ 何て愚かだったのか ” と恥ずかしく思ってしまいます。ですが、真理を深く学ぶにつれて、まだまだ できていないことや やるべきことがわかり、自分がなさけなく思うことも増えました。
シルバーバーチが言う「不安や恐怖、とりこし苦労を一切持たないように」を思いおこし一歩一歩進むしかない。霊界主導のスピリチュアリズムを信頼し、やるべきことをやっていこう。そう改めて思いました。


2020年10月 ​読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

知識は実践してこそ活きるもの、と改めて思いました。霊的真理は “ 学習←→実践 ” と一見単純な構造ですが、いざ実践になると とても奥が深く、困難・障害も多いです。

​伝道は一人一人の努力が地球の、全人類の霊的成長につながるため、自らの改革を正しく行うことが重要であると理解しました。霊主肉従にも利他愛にも最低~最高までレベルがあり、最高レベルのものには それに見合う努力と時間、忍耐が必要なのですね。この世的なものに流されやすい自分の心を見つめ直し、努力しつづけます。

2020年9月 ​読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

新しいやり方と冊子(レジュメ)を試みて下さり、助かります。目からだけでなく耳からも多くの情報が入り、大変勉強になりました。
​
​今回は「苦しみへの正しい対処」という内容でした。特に勉強になったのが「苦しみの体験への誤解」でした。“ 苦しみ = 霊的成長の手段 ” という印象がつよすぎて、ついつい他の手段があることを思考から外していました。そのことに気づくことができて、また1つ修正ができました。これからも真理について修正をしながら正しく学んでいきます。

2020年7月 ​読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

本日は利他愛についての学習でした。
学習中、利己愛についての画面をみながら、真理にであう前の自分を思い出していました。
“ 愛 = 男女愛が最上のもの ” と思い込んでいて、その根拠はドラマや小説、マンガでたたえられていたからです。
“ 本当の愛 = 利他愛 ” と真理により学び、いかに自分が未熟であったかを改めて思い返しました。
少しずつは成長しているのかもしれない。それを励みに実施をしっかり頑張ろうと思います。

2020年6月 ​読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

初めて読書会に参加させて頂きました。
予めシルバーバーチの本を読んでいましたが、所々忘れている部分や曖昧な部分がありました。
全体像を再度学び直すことができました。ありがとうございます。
​

今回は霊主肉従の内容であり、学習とともに己の生活もふり返り、改めてまだまだ実践できていないなと思いました。しかし、努力しているのは私一人でなく、仲間も居ることを実感でき、頑張りつづける力をもらいました。有意義な時間でした。 


2020年5月 ​オンライン読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

オンライン読書会【広島・・(中継)・・大阪】
5月の読書会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレビ会議システムを使用して実施しました。

【開催日時と内容】
・2020.5.09(土)21:00〜22:00 4月の復習「摂理観」(1)(2)
・2020.5.16(土)21:00〜22:40 5月の学習「摂理観」(3)

【進行方法】
「画面共有機能」を使ってレジュメを一緒に見ながら解説(講義)、輪読。(通常の読書会とほぼ同じ進行)

参加者の感想

霊的成長には色々な摂理が関連しているという事を学びました。沢山ありましたので自宅でも又復習したいと思います。

​どの道を選ぶのも自由で、どの道を選んでも法則性に基づいてなされる霊的成長のプロセスとなっている事が分かり、利他愛の実践が常に自分が出来ているのかと問い、日々反省しながら前に進んで行こうと思いました。

2020年4月 ​オンライン読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

オンライン読書会【広島・・(中継)・・大阪】
4月の読書会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためテレビ会議システムを使用して実施しました。

【開催日時と内容】
・2020.4.11(土)21:00〜22:00 3月の復習「神観」5つのポイント
・2020.4.18(土)21:00〜22:00 4月の学習「摂理観」(1)(2)

【進行方法】
「画面共有機能」を使ってレジュメを一緒に見ながら解説(講義)、輪読。(通常の読書会とほぼ同じ進行)

【その他】
・音声、映像ともに良好!
・レジュメは、広島SB読書会HPにパスワードをかけて配置し、参加者が自分でダウンロード、プリントアウトし準備してもらいました。

・参加者の方に下記のメールを事前にお送りしました。
【オンライン読書会・ミーティングを安全に行うために】※必ずお読みください。
1.「オンライン広島シルバーバーチ読書会」では、テレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を使用します。
2.お送りしましたURL等を他者へ転送しないようにお気をつけください。
3.外部からの侵入を防止するために、主催者(神田)がお一人おひとりの名前を確認して、承認ボタンを押した人だけが参加(接続)できるように設定しています。
4.読書会・ミーティングが始まりましたら、安全のためにミーティングルームにロック(カギ)を主催者側でかけます。
5.セキュリティーには十分気をつけてオンライン読書会・ミーティングを開催しますが、ご参加の可否につきましては、自己責任においてご判断ください。

参加者の感想

​今月4月は摂理観を勉強しました。神への祈りについて、神へ感謝を伝えたり、私はこうしようと思いますというような報告であったり、願い事ではなく、語りかけでなければ無意味な祈りになるのだと知りました。

様々な摂理の部分で人間が肉体と肉体の素材を存在させている以上、神の摂理に沿って生きて行く事は容易な事ではないと思いました。

この摂理観の部分はとても深いので何度も繰り返し勉強していかなければならない部分だと思います。ただ、これは本当に完璧に1ミリの狂いもなく誰にも平等に造られたものであるという事は間違いないのだと思うと、神の愛は揺るがなく保証されているという安心感を得る事が出来ました。

2020年3月 読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

​​今回の勉強で神についてを学びました。
これまで必死に神に祈り、願いが叶ったり叶わなかったりで、もっと頑張って祈らなければいけないのだと思っている所がありました。
しかし、そうではなく、神の造った摂理に沿って生きる事で願いが叶うのだと勉強し、目からウロコという感じでした。
今後、4月、5月とその摂理について、詳しく勉強していきたいと思います。

2020年1月 読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声無し)

参加者の感想

​今回は幽界と霊界について勉強しました。地上にいる時から死後の世界の正しい知識を知っていく事はとても大切な事だと思いました。死ぬ事が怖い事だという気持ちもなくなりスムーズに幽界、そして霊界へ行けるよう、これからも勉強していきたいと思いました。

2019年12月 読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声は消去しています。)


2019年11月 読書会 レジュメ(抜粋)動画(音声は消去しています。)

参加者の感想

​図で掘り下げて教えていただけるので、とてもわかりやすいです。
霊と魂は違うということ、努力する事で霊的意識が大きくなるという事、本を読んだだけでは深く理解出来ない事を教えていただけました。

2019年10月 読書会 レジュメ(抜粋)

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参加者の感想

初めて参加をし、シルバーバーチが60年間で伝えてきた事を今日から勉強していける事をワクワクしています。
説明も分かりやすく、今後も続けて参加していこうと思います。
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